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2006年04月30日

東すか17号は5/6(土)大宮戦にて配付予定

tosca17.gif毎度お世話になっております。

タイトルどおり、東すか17号を来る5/6(土)大宮戦にて配付予定でございます。

今号で本誌も17号、発行運営におきましてはまさにZIG ZAG セブンティーンといった感じで紆余曲折を経て参りましたが、このたびはさらに企画内容を大きくナニしまして、

  

「W杯だコノヤロー」特集

と、いった内容でお届けする次第と相成りました。文字通り、2006年ドイツ・ワールドカップ特集でございます。国内リーグ戦もしばし中断期間に入りますゆえ、ここはひとつガラっと気分を変えようという趣向、本誌編集長も入校ギリギリにいつもとは異なる体裁の表紙を作成するなど、いつもとはチョッと違う東すかをお楽しみいただけたら幸いでございます。

ゴールデンウィークに海外に出かけるなどして、スタジアムに来れないという方々には絶対入手できない東すか17号は、いつものように当日スタジアムでのみの配布です、ふるってご入手ください。


では、スタジアムで!

 

投稿者 tosca-web : 04:00

2006年04月08日

アナタのコトもっと知りたいの…と言われた男はとりあえず浮かれとけェェェ!

先日、別に好きでもなんでもないどころか、むしろ好きか嫌いかで言ったらギリギリ嫌いの部類に入っていた幸田來未嬢とおつきあいすることになった夢を見て以来テレビで彼女を見る度に胸がときめいております、下山けんと(28)です。同級生の女の子が夢に出てくると次の日妙にその子のコトが気になって仕方がなかった中学生時代から何もかわってねーじゃん、と一瞬ヘコみましたが、男ってみんなそんなもんなのよと自分で言いきかせて落ち着いておりますの今宵もどうかおつき合い下さいませ。


さて。
磐田戦でございます。
TO*SCAを配布するのでございます。
ハッキリ言ってTO*SCA配布の日はソッチに神経がいくので勝ち負けとか内容とかどーでもいいっちゃあいいんですが。
しかし、やはり最近人気ウナギ下がりのガーロ監督を1試合1試合ちょっとでもいいから理解していきたいのも確か。と、思っていたら…なんだよ。我らがTO*SCAがほこる元オジサマキラーkeiko編集員が前号(15号)でガーロ監督の性格を知る記事を書いていたのよね。

本来はWebに本紙の記事をのせるのは御法度なんですが、ココは例外ということで、15号掲載記事を載せちゃいたいと思います。
きっと君もガーロおじさんのこと、ちょっとはわかるかもぉ〜〜(by B'z)



『教えて!keiko先生!−東京’06・新監督の運勢は…?』

いよいよ‘06シーズン開幕〜!東京も選手を補強したり放出したりと色々あったようですが、一番のトピックといえば4年ぶりに新しい監督を迎えたってことじゃないでしょうか?なのに私達ときたら、これから共に闘っていこうかという彼についてあまりにも無知!というわけで、新監督がどんな人なのかを掴むべく、生年月日から様々な占いを駆使して調べあげちゃいました!

【新監督】アレッシャンドレ・タデウ・ガーロ 1967年5月29日生まれ(38歳)ブラジル出身



★星座占い《ふたご座》…考え方がクールで合理的、実行力もあるのでどこで何をしても頭角を現しますが、協調性に乏しく人を押し退けてでも進もうとします。周囲から孤立しないように。


★0(ゼロ)学占い(支配星を割り出し、12年で一巡する運命グラフを元に分析)
《冥王星:生長の年》…今年はチャレンジ精神で臨みましょう。ただ自分自身をしっかり持ち続けることが必要です。流されているように見えても主体的であれば、好ましい結果がもたらされます。
→性格的にも監督向きっぽいね。今年の運勢もなかなか良さそう。というわけで次!


★家電占い(身の回りの家電製品にも性格や得意フィールドがあり、それを人間に当てはめると?)
《スピーカー》…単体では能力を発揮できないスピーカーのように、あなた一人ではなかなか成功を収めることは難しいですが、有能なパートナーを得たときは力が発揮されます。
→人生には支えてくれるパートナーが必要だよね…。


★山手線占い(山手線の各駅・周辺の特色から性格や恋愛傾向を占う)
《田町》…プライドの高さは天下一品、地道な努力が何より苦手。勝負師のような一面や、驚くほどロマンチストな一面があったりで、何を考えているのかわからない、と言われるタイプ。
→田町って品川と浜松町に挟まれてて意外と忘れられがちだよね。


★ガンダム占い(そのまんま。ガンダムのキャラクターではどのタイプか?)
《カイ・シデン》…好奇心旺盛。話を聞いてちょっと面白そうだと思うとすぐ興味を持ち、それに飽きるとまた次の標的へと向かいます。
→「軟弱者!それでも男ですか!」みたいな人だと困りますね。

…えーと、結局ますますわかりづらくしちゃった気もしますが、とりあえずこれを踏まえた上でお手並み拝見ってことでいいんじゃないかな。以上、年頭に受けたカラーセラピーで「今年は忍耐の年ですね」と言われた私がお送りいたしました。ああ耐えるさ耐えるとも!うわーん!

                                       (TO*SCA#15 keiko)





えーと。
まあ、なんか思い当たるフシも結構あったりなかったり。
いや、私は「あ、あたってるかも…」と思ったので意外と驚きましたよ。
まあね、でもね。

人を占いとか血液型で判断して決めつけるのはよくないことですよー





と、ここまでやっておきながら言ってみます。




【下山けんと】

投稿者 tosca-web : 05:09

2006年04月05日

未来にむけての奇跡的な発見。

物凄いことに気付いてしまいました。


我ながらこれは素晴らしい発見じゃい!と感心しています。
そうか!そういう事か!と、自分で気付いて興奮せずにいられませんでした。




シンプルかつわかりやすく、初心者でもすぐに分かってくれるこの理論。
これならガーロ解任派も静観派も支援派もマンツーマン反対派も現行賛成派も関係なく、皆さんそろって納得してくれるはずです。
絶対に「そうか!」と頷いてくれるはずです。
そう信じております。




もう一度言います。
これならば必ず、どんな意見の東京ファンだって、必ずや理解してくれるはず。
この閉息感のある雰囲気の中、東京のファンが恐らくは皆抱いていたろう今までの「?」の部分に一つの共通理解が生まれるハズです。


いいですか?
いきますよ?







































ジャイアンの妹だからジャイ子じゃなくて、
























ジャイ子のあんちゃん(兄ちゃん)



だから、







ジャイ兄=ジャイアン


だったんすよ!!






すごくないっすかコレ!!

いやぁ〜、ずっと変だなあとは思ってたんですよね。
だって剛田タケシが本名でジャイアンがニックネーム、しかもジャイアンのお母さんは「たけし!」て呼ぶわけですからね。
娘に「ジャイ子」なんてつける親、常軌をいっしてますもんね。
いや、ほんとに。
世紀の謎が解決されたわけです。

あ〜、スッキリした。

こういう何気ない毎日の中でも物凄い感動を呼ぶことって転がってるんですね。
きっと東京だって【以下省略】

とにかくコレで皆さんもスッキリ磐田戦をむかえられますよね!
俺も良い事しちゃったね!にくいね!
いやいや、今日は良い日だ。わっはっはっ。



















って、一人で興奮してネットで調べてたらマニアのあいだではコレ既にデフォルトだったのね。
あ…あは…あははは…

え…と、皆さん知ってました?知ってた?あ、そう…。



え?サッカー?東京?ガーロ?マンツーマン?

しらねーよそんなもん。




【下山けんと】

投稿者 tosca-web : 22:03 | トラックバック

2006年04月04日

東すか16号は4/8(土)磐田戦にて配付予定

tosca16.gif毎度お世話になっております。

開幕1ヶ月が過ぎて勝率5分という、他チームから見ると良すぎも悪すぎもしないこの状況下、普通なら話題も尽きてしまうところですがさすが我らが東京、現状のチーム観をめぐりWebなどを中心に喧々諤々さまざまな意見が飛び交っております春暖の候、皆様方におかれましては益々ご健勝のこととお慶び申し上げます、が、その前に「東すか16号」配付のご報告でございます。

タイトルどおり、来る4/8(土)磐田戦にて配付予定でございます、飯田産業の毛筆書体に負けぬぐらい力強い気持ちで書かれたと思われる編集部員の記事満載でお届け致しますので、何卒スタジアムにお越しの上、ご入手願います。

【特集:ポゼッションサッカー】
今季東京が目指す「ポゼッションサッカー」を観た、本誌編集部員の考えたこととは・・・?その他、「プレイバック東京」「教えて!KEIKO先生」など好評連載もございます。こんなに充実した内容のフリーペーパーが読めるのは、味の素スタジアムだけ!

では、スタジアムで!

投稿者 tosca-web : 13:55 | トラックバック

恋のマンツーマンレッスン

なんか色んなところで昨夜書いた(正確には“書かされた”)「遥かなる現実。偉大なる過去。未来の奥さんとの決別(泣)。」の話題が飛び火している状況に違和感を覚える今日この頃でございますが、この記事を読んでとても丁寧で感じの良い応援(?)メールをくれたお二方が女性だったということもあって、「やってよかったな!」と大満足しております、下山けんとです。もう今後このブログはこの二人の為に書いちゃうぞ!って勢いで今宵もよろしくどーぞ。

ちなみにまだまだ感想は受け付けてますので
コチラ、mail@tosca-web.com
までドシドシどうぞ。女性の方のメールが多いともっとやる気出します。

はいそこ!(村田編集員とビワコビッチ編集員!)スケベとかオヤジとか言わないッ!



さて。
色々な所で色々な東京ファンの方の意見を読みましたが、本当に皆さん色々な意見があるんですね。
そういう意見を(建設的に)ぶつけあう事がより良い歴史を作っていくんじゃないでしょうか?
あくまでも建設的に、ですよ。
相手の意見を否定するところから始まると喧嘩になっちゃいますからね。
自分の意見を知ってほしいならまずは相手の意見をちゃんと知ることです。
それから、しっかりと議論しませう。

それで、数ある意見の中でも、一つだけ皆さん共通点があるんだなあ、と思ったことが一つ。
それが、「マンツーマンディフェンスについて」です。




面白いですよね。
「ガーロ嫌い!ヤメロ!」という人も「まだ静観すべき!」という人も「アンチポゼッション!」な人も「ポゼッションは必要!」という人も「つまらないけど応援する!」という人も「今後良くなることを信じて応援する!」という人も、皆さん、

「マンツーマンディフェンスはだけはどうにかしてくれ!」

という考え方が基本のようです。



かく言う僕も
「マンツーマンディフェンスはちょっとどうかな…」
と思います。

根拠は簡単です。
マンツーマンでのディフェンスは基本的に個人のディフェンス能力の平均的な能力の高さ、マークの相手以上の運動量、そして『責任感』が求められますからね。
そして攻めに転じた時はマークを放り出してでも前に出る『度胸』と『大胆さ』も必要です。
これが今の東京の選手たちにできるのか…?
と、いうとやっぱり微妙ですよね。
それと元々日本人には合わないもの、でもあるからです。


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「マンツーマンディフェンス」って何?という女性の方へ。

……マンツーマンディフェンスというのは守りの時に、一人が決まった相手をずっとマークして守る守備戦術のことですよ。対して「ゾーンディフェンス」と言って各選手の守備の担当エリアを決めてそこに入ってきた相手に対して守る守備戦術もあります。

合コンでいうとアレです、気になる男の子の席の近くを常にキープするのがマンツーマンディフェンス。とりあえず席替えのたんびに隣になった男の子を落としていくのがゾーンディフェンスです。

ちなみに去年までの東京は基本的にゾーンディフェンスで、相手FWが強力な場合(浦和のエメルソンとか)茂庭やジャーンがマンツーマンでつき、時折マークの受け渡しをするという発展型を用いてました。
合コンでも気に入った男の子をマンツーマンでマークしつつも、友達の子と話している男子がちょっと気になった時にはマークを受け渡すこの発展型が有効です。
わかりましたか?わからなかったらメールを頂ければ合コンしながら直に手取り足取りおしえ…痛ッ!殴るなッ!村田にビワコッ!この妻帯者がッ!



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それでですね、色々な意見を読んだうえで、ちょっとソレは違うな。
と思ったことがいくつかあるのでそれを簡単に書いてしまいませう。

マンツーマンディフェンス=守備的
マンツーマンディフェンス=リアクション
マンツーマンディフェンス=ポゼッションサッカーとは矛盾

という考え方が当然のことのように語られていましたが、けしてそうじゃないと思いますよ。

マンツーマンディフェンスとゾーンディフェンスはあくまでも守備戦術の取り方であって、マンツーマンディフェンスを取る攻撃的なチーム(Jリーグだと千葉がそうなのかな?海外だとイタリアとかイングランドの強剛チームがそうだと思いますけど)もあるしゾーンディフェンスを取る守備的なチームもありますからね。てゆーかマンツーマンディフェンスとゾーンディフェンスの併用…ってのが多いのでしょうかね。

だから一概にマンツーマンディフェンス=守備的、リアクション
というわけではないと思いますよ。
(まあ今の東京がやっているマンツーマンというのは充分守備的だけど)



えーとですね。
面白い話があります。
僕が以前イタリアにいた時に地元のアマチュアクラブの練習に参加していたことがあるんですよ。
そこのチームは基本的には中盤でボールをつなごうというイタリアで言うと昇格直後のキエーヴォみたいなコンセプトのチームでした。(まああくまでもアマチュアのレベルで、でしたが)

そこのチームのディフェンスがマンツーマンだったのです。
僕はオフェンシブハーフかフォワードで紅白戦に出ていたのですが、僕のマークする相手DFがボールを持ったらもちろんプレスをかけるわけです。
日本だとボールを持っているDFに縦にボールを出させずサイドに追い込むのが基本なので、相手DFが少しドリブルをした所で僕も距離をつめながら下がります。
相手DFが余裕を持ってボールを持っている以上、ここで飛び込んでしまって、もし抜かれてしまっては後ろが数的不利になりますからね。
あくまでもココは勝負を仕掛けないわけです。(石川や戸田がいつもやっていたアレです)

しかし。
後ろのストッパーから指示が出ます。


ストッパー 「けんと!何で今のあたらない!?」
私 「え…、だって今のはあたるところじゃないじゃん?」
ストッパー 「違う!あたるところだ!」
私 「え?でも今俺が無理にあたって抜かれたら後ろが飛び込まなくちゃいけないからまずいじゃん」
ストッパー 「違う!今のはお前があたって、お前が勝つところだ!」
私 「まじで?」
ストッパー 「後ろがしっかりマンツーマンで付いている状態なんだからちゃんと自分から仕掛けろ!」


困惑しましたね。
だって、相手がトラップしたばかりでもなく、ミスしたわけでもない。
ここで飛び込んでどないすんねん!(何故か関西弁)という状況ですよ。僕ら日本人にしたら。
それでまあ、下宿先の息子ルッカ(当時22才。サッカーはセミプロクラス)に聞いてみたところ、


私 「日本のディフェンスの基本は違うんだけどイタリアはみんなこうなの?」
ルッカ 「イタリアは基本で一番最初に教えられるのがマンツーマンだからね。日本は違うの?」
私 「日本は基本的にゾーンで守らせるところが多いよ」
ルッカ 「凄いね!ゾーンなんて連係とかコンビネーションとかやることがいっぱいで難しいじゃん」
私 「え?なんで?ゾーンの方が簡単じゃん。自分が抜かれたとしても後ろがなんとかしてくれるし」
ルッカ 「マンツーマンのほうが簡単じゃん。自分の相手を確実に見さえすればいいんだから」



分りました?
日本のディフェンスの考え方の基本は「飛び込まない、負けない、抜かれない」ことが鉄則です。
これは僕が部活の時に先輩から何度も何度も言われたことでした。

しかし、イタリアのディフェンスの考え方の基本は「1対1の局面では守る側が有利だから守る側が機を見て仕掛け、勝たなければいけない」という物なんですよ。

一人一殺、とでも言えばいいんでしょうか。
自分の役割は確実に自分の責任の範囲で終わらせる。
なるほど、狩猟民族的な考え方なわけです。

これって僕は守りにうるさいイタリアだけの哲学なのかなあ、と、思っていたら湯浅健二氏のコラムでドイツのディフェンスの考え方もそのようであると書いてありましたし、イングランドのサッカースクールでも若年層にまずやらせるのはマンツーマンから。スペインのバルセロナでコーチのライセンスを取得した高校時代の先輩に聞いてみても
「ジュニアユース世代で基本的にやらせるのはマンツーマンと4−3−3。1対1は守りが絶対に勝たなきゃいけないという極端な概念はないけれど日本に比べて相手に何をさせちゃいけない、というのが明確」
ということなので、恐らくヨーロッパの多くの国ではそれが主流なのでしょう。


これらを考えるとトルシエ前日本代表監督の
「日本にはディフェンスの文化がない」
という言葉。なんとなく分かった気がしませんか?




さて、話を元に戻しましょう。
東京において、マンツーマンディフェンスでない方がいいと思う理由。
それはやはり、選手が持つマンツーマンディフェンスの考え方がヨーロッパで主流の物と違うからです。
中学高校でマンツーマンディフェンスの基礎を教わっていない僕らはどうしてもこの守備戦術をネガティブに捉えがちな部分があります。
実際に僕だってイタリアでの経験がなければヨーロッパの守備の文化に触れるチャンスはなかったのですからね。
ネット上の東京ファンの「マンツーマンディフェンスは守備的!リアクション!」という意見もうなずけますよ。

そして、それを基本から選手たちに分らせて、自然体でこなす事は困難なこと。
ただでさえ、今は理想のパスサッカーについていけてない状態ですから、守備に関しても新しいことを望むのは難しいでしょう。
実際に中田も稲本も海外移籍当初、守備面の弱さが課題とチームの監督やメディアから指摘されていましたしね。
とにかく僕らには守備の文化ってのがヨーロッパや南米のそれと大きく違うわけですから。

(書いてて思ったけど、霜田コーチが海外留学の経験があるからこそこの守備戦術を浸透させる自信があったのかな?いや、思いっきり憶測ですけどね)

つーわけで、僕も基本的にはマンツーマンディフェンス反対です。


ただ、一つ、こうも思います。
東京の選手、特に若い選手は少し他人に任せ過ぎな所や大胆さのない所もありますよね。
「シュート打て!」コールはそこまで至ってないことも理由ですが、打てるのにパスをしてしまう時もあるわけですから。責任感、大胆さが足りていない証拠です。

そして、前の選手は自分がカットされても必死に戻らなかったりすぐ諦めてしまい、DFに任せてしまう時もあります。(梶山とか宮沢とかね)

茂庭やジャーンや土肥を中心とした強固なディフェンス陣がふんばってくれるから今までなんとかなってきた所が、先日の横浜戦などでは各自の責任感や辛抱強さがとにかく要求されることが分かったわけです。

ひょっとしたら、この子たちが、ドッシリと重厚感のある良い選手になるため、マンツーマンディフェンスをやらせる事は良い試練になるのかもな…、と思ったわけです。



で、結論はというと。




まあなんでもいいからうまくやってくれや

そんな感じにしめてみたけど、どうかな?←超無責任






そんな事よりも。今僕は、













メールを頂いた二人の女性、

どちらにマンツーマンでつくべきか迷っています。







【下山けんと】←メール貰って本当に嬉しかったらしい











<追記>
今回はギスギスした雰囲気の中でびびりながらコラムをあげて、そのタイミングで頂いたメールだったんで、なんというか、ほんと癒されるとはこういう事か…と思い興奮してついついネタにしてしまいましたが、普段も読者の皆様の応援メールや感想メールも嬉しいかぎりです。
ほとんど返事など出せてないのですが、今後も御意見、御感想などございましたら是非是非コチラ、mail@tosca-web.comまで頂けると幸いです。
スタッフ一同お待ちしております。

投稿者 tosca-web : 02:31 | トラックバック

2006年04月02日

遥かなる現実。偉大なる過去。それぞれの未来との決別。

「恋をしていると世の中の物全てが美しく見える」とはよく言いますが、人類史上最高に情熱的な恋に落ちるチャンスに巡り会ったとしてもフジテレビアナウンサーのT・Mさん(inめざ●ュ〜)だけは美しいと思えない自信がある下山けんとです。今夜も爽やかにコンバンハ。



ええと、正直言って今は僕なんかが何を書いても焼け石に水、いや、むしろ火に油を注ぐ可能性もあるので(東京ファンの多くが感情的になってますよね)、今の東京が結果を出して、かつ内容も伴った物を見せ続ける以外はチーム批判を沈静できないな、と思ったのです。それでいい加減Web更新するのも億劫になってきたのですが(いきなり本音ですいません)。
でも先程、TO*SCA編集員に「書け」とお尻を叩かれたので、ここはちゃんとマジメに語ってみたいと思います。ぎゃふん。




先に言っておきますが、僕は別にガーロ監督が好きなわけではありません。
未だ信頼性も可能性も未知数だと思っていますし、「?」と思う部分も結構あります。でもそれと同じくらい「ああ、そういう事か!」と思うことも「なるほどね!」という新鮮な発見もあるのも事実。

また、原監督や大熊監督、僕が最初に出会った今井監督(7ヶ月オンリー)に敬意は抱いていますし、皆個性豊かで大好きな存在で信頼もしていましたが、いつも同じくらい懐疑の目も向けていたし、今では特別に執着しているわけでもありません。
(「コラ!熊!動け!」なんて多分東京を見ていて一番言った言葉かもしれません)



少し冷めた言い方にすれば僕と歴代の(数少ない)監督たちとの関係は、一時期東京を預ける大事な“かりそめの”仲間にすぎません。もちろんほとんどの選手たちもそういうことになりますが。



で、何が言いたいかと言うと、今の東京、もっと言ってしまえば、スタジアムでもネット上でも開幕して1ヶ月の短期間にも関わらず数知れない批判の集中砲火を浴びているガーロ監督に個人的感情で擁護する気もないですし、昔の東京や監督たちに不満が(そりゃいつもいつも不満はあったけどさ)あったからその裏返しで今の苦しみ悩んでいる東京を支援しているわけでもないということを分かって頂きたいです。

僕にとって大事なのは、誰か(何か)を守ることでも誰かを責めることでもありません。



僕にとって大事なのは、東京が目標に向かってどう努力し、どう成長してくれるか、なのです。

しっかりとした長期的展望と中期的展望、そして短期的展望を視野に見据え、内容を充実させながら数々の苦楽を乗り越え、素晴らしい結果を勝ち得てくれる。それこそが僕の至福です。
その為には苦しい時には信念を抱き、楽しい時にも厳しい目を向ける。

一つ一つの出来事で一喜一憂するのも僕ら、深く東京と付き合ってきたファンの特権ですが、それと同時に人生をかけて付き合う以上、腹を据えて東京の苦闘や悩みを受け入れ、それを解決するにどうすべきか一緒に悩み意見するのも僕らの特権だと思います。
だって初じめて東京を見たお客さんにはそんな楽しみ方、出来るわけないじゃないですか。





今の東京。
そんなにひどいでしょうか?
いや、確かにやっているサッカーはつまらない。
選手のほとんどが一体自分達がどうしたらいいのかわかってない状態ですからね。
悩んでいる選手たちがやるサッカーが面白いというのは何処の国を探してもないでしょう。
(それを考えると唯一悩んでない感のある川口が今最大の魅力を感じるのはやはり磐田出身者の違いなのでしょうか…?)

ただ、10年前から何も変わらず楽しめる部分が1つだけあります。
ウィットな笑いも愛嬌もないサポーター、アマラオのいないピッチ、悩み苦しむ選手たち。
そんな中でどう楽しめるのか?
僕からしたらそんな難しいことじゃあありませんよ。

だって、いつも僕の脳裏には東京が挑戦する姿がありましたから。

東京ガス時代、準会員勢相手に臆する事無くぶつかっていった姿。
天皇杯でJリーグチームをばったばったとなぎ倒す勇敢な姿。
J2時代のナビスコ杯、内容も結果もJ1勢を上回る堂々とした姿。
J1初年度にもかかわらず、横浜、名古屋、磐田など強豪に全身全霊で向かっていった姿。
03年アウェイG大阪戦、タイトルに向かって自分達の信念を統べて体現した姿。
04年ナビスコ決勝、8割以上の浦和ファンに囲まれた中、自分達の勝利を信じ続け、本当にもぎとった勇壮な姿。

僕にとって、東京のサッカー…いや、もっと言えば東京の代名詞とは『カウンターサッカー』でも『部活サッカー』でも『お笑い』でも『娯楽』でもなく、いつも次へ立ち向かうこと、すなわち『挑戦』その物なのです。




そして現在、今まで、目に見える相手・物に挑戦してきた東京が、目に見えない「己のサッカーの変革」という生みの苦しみを伴う事に挑戦しています。
12年間待ち望んできた物に対する挑戦、これを楽しまずにいられますか!

むろん、この数試合まだまだまだまだ足りない事ばかりです。
しかし、悩みつつも選手たちが徐々に自分達なりの適応能力と発展能力を見せてきているのも確かです。

「うわ!徳永が第3の動きをした!」
「ぐわ!梶山がサイドを揺さぶってる!」
「ノリオが外→中→外、って工夫したよ!」
「土肥ちゃんがフェイントした!」←コレは違う

それにあの今野や栗澤たちならば、今の状況をきっと打破してくれるはずという信頼。
なんと言っても僕らはあのアマラオや土肥や茂庭や馬場が本当に素晴らしい選手になったのを目撃してるわけですから。
選手の可能性と未来性に賭けて応援するのは僕らの得意分野だったんじゃないでしょうか?




さっきも言ったように今の試合内容は確かにつまらなく閉息感の多い時間の方が多いです。
悩み相手よりも見えない何かと苦闘する選手たちが可哀想にも見えます。
それでも、僕らには今の状況をも楽しめるサッカーへの追求心と愛情があったんじゃないでしょうか。





知っている人たちは思い出して欲しい。
知らない人たちは是非一度考えて欲しい。

JFL時代、僕を含めたゴール裏の仲間たちは、82年のブラジル代表や、84年のフランス代表、86年のアルゼンチン代表、88年のオランダ代表のサッカーの様に、各時代様々な美しくクリエイティブなサッカーに皆それぞれ夢を抱いていました。
それでも大熊さんが率いる東京の部活サッカーを誇りに思い、
「このサッカーだって面白いじゃんか!俺たちはどんなレベルのどんなサッカーだって楽しめる!」
と、胸を張って言い続けてきました。
時たま東京の選手たちが(偶然)物凄いパスサッカーをやってのけると半狂乱になって笑って楽しんでいた事を今でもよく覚えているし、大熊さん監督が01年に挑戦して志半ばで諦めたパスサッカーを
「時期尚早だけど、いつかは必ず!」
と誓ったことを僕は忘れてはいません。



まだプロになった間もない東京にだって過程や歴史はあります。
今に至るまで歩んできた中でいつもスンナリ綺麗にきたわけじゃありません。

99年J1昇格間近でのあの苦しみ。
J1昇格後、夏の連敗、勝てない事のツラさ。
アマラオの移籍騒動。
昨年の降格への恐怖。

何と言ってもまだ僕らは何もなし得ていないし、ゴールに辿り着いたわけじゃないのですからね。




それでも、どんな時でも、忘れず常にあった東京のスタンス。
それはポジティブに、前を見て、信念を抱き、苦しいどんな状況でも、
「これがサッカー。これが人生」
と“楽しむ”前向きな姿勢があったのではないでしょうか?

この間まで出来ていなかったことが出来るようになっている喜びや、根性や魂のなかった選手が迫力と根性を体現した時の感動。
そういう小さな楽しみだって僕らを奮い立たせてきた物だったのではないでしょうか?





と、まあね。
こんな感じにマジになって語ってみましたが。
僕が書いた(ともすれば育成ゲームの途中の楽しみみたく)こういったマニアックな楽しみ方がメジャーになった今の東京の全てのファンに受け入れられるとは思いません。
いや、もっと言えばここに記してきたことは「変わり者」「ひねくれもの」「オタク」と取られ無視されてしまう物でしょう。

それに僕のこの意見を他の東京ファンの方に押し付ける気なんて全くありません。
そしてこれらが正しいなんてコレっぽっちも思っていません。

じゃあ何で書くのか?
分かって貰いたくて書く、というよりも既にコレは遠ぼえに過ぎないのかもな。
それも仕方ないのです。

だからガーロにやめて貰いたい人は、彼が結果を出すまで(いや、出し続けてもなのでしょうか?)「ヤメロ!」と言い続ければいい。
今までのサッカーを守りたい人は「こんなサッカー糞食らえ!」と揶揄し続ければいい。
自分が楽しめないのが嫌ならばもっと楽しい何かを探せばいい。
元来僕の知ってる東京は「去るもの追わず」の東京の街の雰囲気を持ったものだったからね。




しかし。
僕の愛する東京の仲間たち。東京ゴール裏の親友たちよ。
いつから君たちはそんなにも余裕がなくなった?
どんな状況でも楽しんでしまい、笑いにも変えてしまうその才能こそが僕が共感し、憧れ、尊敬してきた部分なのに。

4年目だというのに降格争いに足を入れ苦しんでいた原さんを最後の最後まで支援し続けたその姿には本当に感心させられたというのに。

初めての海外、文化も環境も違う地球の真裏から来た若い監督と、次の世界へステップアップしようと挑戦するチームをたった3ヶ月弱、開幕6試合そこそこで見切ってしまうのは、東京のあるべき姿なのか?

「俺たちには無理矢理にでもサッカーを楽しむ才能がある」

そう言っていたのはやはり嘘だったのか?



もし、そうならば。
もし、守る何かがそれほど大事ならば。
君たちはその道を行けばいい。
その求心力と影響力で、スタジアム全体でその雰囲気を作り出せばいい。

それも一つのサッカーの道。
海外でもよく見られるサッカーの現実的部分だ。



でも、僕はたった一人でも新たなサッカーへと挑戦する東京を追い求めるよ。
その声が届かないと分かっていても、いつまでも東京に出会ったガキの頃のように、次へと向かいもがき苦しむ東京を美しいと思うよ。





【下山けんと】









<追記>
きっとあの頃の僕たち…いや、あえて言わせてもらおう。
あの頃の君たちならば、今の状況を前にしてグラウンドにむかってこう叫んでいたよね。



「選手が悩んでサッカーやってんじゃねー!」
「迷わず行けよ!」
一同「行けば分るさ!」

トーキョウ!ダダダ!トーキョウ!ダダダ!




迷わず行って、突き進んで、もし間違っていたのなら、その時もう一度やり直せばいい。
失敗も経験、それが必ず成長に繋がるのだから。

もし、やり直す事になって周りに誰もいなくなっても、僕はいつでも必ず東京のそばにいるさ。


怖がるな。
怯えるな。
前へ突き進め。俺の東京。

投稿者 tosca-web : 21:48 | トラックバック