2006年04月05日
未来にむけての奇跡的な発見。
物凄いことに気付いてしまいました。
我ながらこれは素晴らしい発見じゃい!と感心しています。
そうか!そういう事か!と、自分で気付いて興奮せずにいられませんでした。
シンプルかつわかりやすく、初心者でもすぐに分かってくれるこの理論。
これならガーロ解任派も静観派も支援派もマンツーマン反対派も現行賛成派も関係なく、皆さんそろって納得してくれるはずです。
絶対に「そうか!」と頷いてくれるはずです。
そう信じております。
もう一度言います。
これならば必ず、どんな意見の東京ファンだって、必ずや理解してくれるはず。
この閉息感のある雰囲気の中、東京のファンが恐らくは皆抱いていたろう今までの「?」の部分に一つの共通理解が生まれるハズです。
いいですか?
いきますよ?
↓
↓
↓
ジャイアンの妹だからジャイ子じゃなくて、
ジャイ子のあんちゃん(兄ちゃん)
だから、
ジャイ兄=ジャイアン
だったんすよ!!
すごくないっすかコレ!!
いやぁ〜、ずっと変だなあとは思ってたんですよね。
だって剛田タケシが本名でジャイアンがニックネーム、しかもジャイアンのお母さんは「たけし!」て呼ぶわけですからね。
娘に「ジャイ子」なんてつける親、常軌をいっしてますもんね。
いや、ほんとに。
世紀の謎が解決されたわけです。
あ〜、スッキリした。
こういう何気ない毎日の中でも物凄い感動を呼ぶことって転がってるんですね。
きっと東京だって【以下省略】
とにかくコレで皆さんもスッキリ磐田戦をむかえられますよね!
俺も良い事しちゃったね!にくいね!
いやいや、今日は良い日だ。わっはっはっ。
って、一人で興奮してネットで調べてたらマニアのあいだではコレ既にデフォルトだったのね。
あ…あは…あははは…
え…と、皆さん知ってました?知ってた?あ、そう…。
え?サッカー?東京?ガーロ?マンツーマン?
しらねーよそんなもん。
【下山けんと】
投稿者 tosca-web : 22:03 | トラックバック
2006年04月04日
恋のマンツーマンレッスン
なんか色んなところで昨夜書いた(正確には“書かされた”)「遥かなる現実。偉大なる過去。未来の奥さんとの決別(泣)。」の話題が飛び火している状況に違和感を覚える今日この頃でございますが、この記事を読んでとても丁寧で感じの良い応援(?)メールをくれたお二方が女性だったということもあって、「やってよかったな!」と大満足しております、下山けんとです。もう今後このブログはこの二人の為に書いちゃうぞ!って勢いで今宵もよろしくどーぞ。
ちなみにまだまだ感想は受け付けてますので
コチラ、mail@tosca-web.com
までドシドシどうぞ。女性の方のメールが多いともっとやる気出します。
はいそこ!(村田編集員とビワコビッチ編集員!)スケベとかオヤジとか言わないッ!
さて。
色々な所で色々な東京ファンの方の意見を読みましたが、本当に皆さん色々な意見があるんですね。
そういう意見を(建設的に)ぶつけあう事がより良い歴史を作っていくんじゃないでしょうか?
あくまでも建設的に、ですよ。
相手の意見を否定するところから始まると喧嘩になっちゃいますからね。
自分の意見を知ってほしいならまずは相手の意見をちゃんと知ることです。
それから、しっかりと議論しませう。
それで、数ある意見の中でも、一つだけ皆さん共通点があるんだなあ、と思ったことが一つ。
それが、「マンツーマンディフェンスについて」です。
面白いですよね。
「ガーロ嫌い!ヤメロ!」という人も「まだ静観すべき!」という人も「アンチポゼッション!」な人も「ポゼッションは必要!」という人も「つまらないけど応援する!」という人も「今後良くなることを信じて応援する!」という人も、皆さん、
「マンツーマンディフェンスはだけはどうにかしてくれ!」
という考え方が基本のようです。
かく言う僕も
「マンツーマンディフェンスはちょっとどうかな…」
と思います。
根拠は簡単です。
マンツーマンでのディフェンスは基本的に個人のディフェンス能力の平均的な能力の高さ、マークの相手以上の運動量、そして『責任感』が求められますからね。
そして攻めに転じた時はマークを放り出してでも前に出る『度胸』と『大胆さ』も必要です。
これが今の東京の選手たちにできるのか…?
と、いうとやっぱり微妙ですよね。
それと元々日本人には合わないもの、でもあるからです。
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「マンツーマンディフェンス」って何?という女性の方へ。
……マンツーマンディフェンスというのは守りの時に、一人が決まった相手をずっとマークして守る守備戦術のことですよ。対して「ゾーンディフェンス」と言って各選手の守備の担当エリアを決めてそこに入ってきた相手に対して守る守備戦術もあります。
合コンでいうとアレです、気になる男の子の席の近くを常にキープするのがマンツーマンディフェンス。とりあえず席替えのたんびに隣になった男の子を落としていくのがゾーンディフェンスです。
ちなみに去年までの東京は基本的にゾーンディフェンスで、相手FWが強力な場合(浦和のエメルソンとか)茂庭やジャーンがマンツーマンでつき、時折マークの受け渡しをするという発展型を用いてました。
合コンでも気に入った男の子をマンツーマンでマークしつつも、友達の子と話している男子がちょっと気になった時にはマークを受け渡すこの発展型が有効です。
わかりましたか?わからなかったらメールを頂ければ合コンしながら直に手取り足取りおしえ…痛ッ!殴るなッ!村田にビワコッ!この妻帯者がッ!
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それでですね、色々な意見を読んだうえで、ちょっとソレは違うな。
と思ったことがいくつかあるのでそれを簡単に書いてしまいませう。
マンツーマンディフェンス=守備的
マンツーマンディフェンス=リアクション
マンツーマンディフェンス=ポゼッションサッカーとは矛盾
という考え方が当然のことのように語られていましたが、けしてそうじゃないと思いますよ。
マンツーマンディフェンスとゾーンディフェンスはあくまでも守備戦術の取り方であって、マンツーマンディフェンスを取る攻撃的なチーム(Jリーグだと千葉がそうなのかな?海外だとイタリアとかイングランドの強剛チームがそうだと思いますけど)もあるしゾーンディフェンスを取る守備的なチームもありますからね。てゆーかマンツーマンディフェンスとゾーンディフェンスの併用…ってのが多いのでしょうかね。
だから一概にマンツーマンディフェンス=守備的、リアクション
というわけではないと思いますよ。
(まあ今の東京がやっているマンツーマンというのは充分守備的だけど)
えーとですね。
面白い話があります。
僕が以前イタリアにいた時に地元のアマチュアクラブの練習に参加していたことがあるんですよ。
そこのチームは基本的には中盤でボールをつなごうというイタリアで言うと昇格直後のキエーヴォみたいなコンセプトのチームでした。(まああくまでもアマチュアのレベルで、でしたが)
そこのチームのディフェンスがマンツーマンだったのです。
僕はオフェンシブハーフかフォワードで紅白戦に出ていたのですが、僕のマークする相手DFがボールを持ったらもちろんプレスをかけるわけです。
日本だとボールを持っているDFに縦にボールを出させずサイドに追い込むのが基本なので、相手DFが少しドリブルをした所で僕も距離をつめながら下がります。
相手DFが余裕を持ってボールを持っている以上、ここで飛び込んでしまって、もし抜かれてしまっては後ろが数的不利になりますからね。
あくまでもココは勝負を仕掛けないわけです。(石川や戸田がいつもやっていたアレです)
しかし。
後ろのストッパーから指示が出ます。
ストッパー 「けんと!何で今のあたらない!?」
私 「え…、だって今のはあたるところじゃないじゃん?」
ストッパー 「違う!あたるところだ!」
私 「え?でも今俺が無理にあたって抜かれたら後ろが飛び込まなくちゃいけないからまずいじゃん」
ストッパー 「違う!今のはお前があたって、お前が勝つところだ!」
私 「まじで?」
ストッパー 「後ろがしっかりマンツーマンで付いている状態なんだからちゃんと自分から仕掛けろ!」
困惑しましたね。
だって、相手がトラップしたばかりでもなく、ミスしたわけでもない。
ここで飛び込んでどないすんねん!(何故か関西弁)という状況ですよ。僕ら日本人にしたら。
それでまあ、下宿先の息子ルッカ(当時22才。サッカーはセミプロクラス)に聞いてみたところ、
私 「日本のディフェンスの基本は違うんだけどイタリアはみんなこうなの?」
ルッカ 「イタリアは基本で一番最初に教えられるのがマンツーマンだからね。日本は違うの?」
私 「日本は基本的にゾーンで守らせるところが多いよ」
ルッカ 「凄いね!ゾーンなんて連係とかコンビネーションとかやることがいっぱいで難しいじゃん」
私 「え?なんで?ゾーンの方が簡単じゃん。自分が抜かれたとしても後ろがなんとかしてくれるし」
ルッカ 「マンツーマンのほうが簡単じゃん。自分の相手を確実に見さえすればいいんだから」
分りました?
日本のディフェンスの考え方の基本は「飛び込まない、負けない、抜かれない」ことが鉄則です。
これは僕が部活の時に先輩から何度も何度も言われたことでした。
しかし、イタリアのディフェンスの考え方の基本は「1対1の局面では守る側が有利だから守る側が機を見て仕掛け、勝たなければいけない」という物なんですよ。
一人一殺、とでも言えばいいんでしょうか。
自分の役割は確実に自分の責任の範囲で終わらせる。
なるほど、狩猟民族的な考え方なわけです。
これって僕は守りにうるさいイタリアだけの哲学なのかなあ、と、思っていたら湯浅健二氏のコラムでドイツのディフェンスの考え方もそのようであると書いてありましたし、イングランドのサッカースクールでも若年層にまずやらせるのはマンツーマンから。スペインのバルセロナでコーチのライセンスを取得した高校時代の先輩に聞いてみても
「ジュニアユース世代で基本的にやらせるのはマンツーマンと4−3−3。1対1は守りが絶対に勝たなきゃいけないという極端な概念はないけれど日本に比べて相手に何をさせちゃいけない、というのが明確」
ということなので、恐らくヨーロッパの多くの国ではそれが主流なのでしょう。
これらを考えるとトルシエ前日本代表監督の
「日本にはディフェンスの文化がない」
という言葉。なんとなく分かった気がしませんか?
さて、話を元に戻しましょう。
東京において、マンツーマンディフェンスでない方がいいと思う理由。
それはやはり、選手が持つマンツーマンディフェンスの考え方がヨーロッパで主流の物と違うからです。
中学高校でマンツーマンディフェンスの基礎を教わっていない僕らはどうしてもこの守備戦術をネガティブに捉えがちな部分があります。
実際に僕だってイタリアでの経験がなければヨーロッパの守備の文化に触れるチャンスはなかったのですからね。
ネット上の東京ファンの「マンツーマンディフェンスは守備的!リアクション!」という意見もうなずけますよ。
そして、それを基本から選手たちに分らせて、自然体でこなす事は困難なこと。
ただでさえ、今は理想のパスサッカーについていけてない状態ですから、守備に関しても新しいことを望むのは難しいでしょう。
実際に中田も稲本も海外移籍当初、守備面の弱さが課題とチームの監督やメディアから指摘されていましたしね。
とにかく僕らには守備の文化ってのがヨーロッパや南米のそれと大きく違うわけですから。
(書いてて思ったけど、霜田コーチが海外留学の経験があるからこそこの守備戦術を浸透させる自信があったのかな?いや、思いっきり憶測ですけどね)
つーわけで、僕も基本的にはマンツーマンディフェンス反対です。
ただ、一つ、こうも思います。
東京の選手、特に若い選手は少し他人に任せ過ぎな所や大胆さのない所もありますよね。
「シュート打て!」コールはそこまで至ってないことも理由ですが、打てるのにパスをしてしまう時もあるわけですから。責任感、大胆さが足りていない証拠です。
そして、前の選手は自分がカットされても必死に戻らなかったりすぐ諦めてしまい、DFに任せてしまう時もあります。(梶山とか宮沢とかね)
茂庭やジャーンや土肥を中心とした強固なディフェンス陣がふんばってくれるから今までなんとかなってきた所が、先日の横浜戦などでは各自の責任感や辛抱強さがとにかく要求されることが分かったわけです。
ひょっとしたら、この子たちが、ドッシリと重厚感のある良い選手になるため、マンツーマンディフェンスをやらせる事は良い試練になるのかもな…、と思ったわけです。
で、結論はというと。
まあなんでもいいからうまくやってくれや
そんな感じにしめてみたけど、どうかな?←超無責任
そんな事よりも。今僕は、
メールを頂いた二人の女性、
どちらにマンツーマンでつくべきか迷っています。
【下山けんと】←メール貰って本当に嬉しかったらしい
<追記>
今回はギスギスした雰囲気の中でびびりながらコラムをあげて、そのタイミングで頂いたメールだったんで、なんというか、ほんと癒されるとはこういう事か…と思い興奮してついついネタにしてしまいましたが、普段も読者の皆様の応援メールや感想メールも嬉しいかぎりです。
ほとんど返事など出せてないのですが、今後も御意見、御感想などございましたら是非是非コチラ、mail@tosca-web.comまで頂けると幸いです。
スタッフ一同お待ちしております。
投稿者 tosca-web : 02:31 | トラックバック
2006年04月02日
遥かなる現実。偉大なる過去。それぞれの未来との決別。
「恋をしていると世の中の物全てが美しく見える」とはよく言いますが、人類史上最高に情熱的な恋に落ちるチャンスに巡り会ったとしてもフジテレビアナウンサーのT・Mさん(inめざ●ュ〜)だけは美しいと思えない自信がある下山けんとです。今夜も爽やかにコンバンハ。
ええと、正直言って今は僕なんかが何を書いても焼け石に水、いや、むしろ火に油を注ぐ可能性もあるので(東京ファンの多くが感情的になってますよね)、今の東京が結果を出して、かつ内容も伴った物を見せ続ける以外はチーム批判を沈静できないな、と思ったのです。それでいい加減Web更新するのも億劫になってきたのですが(いきなり本音ですいません)。
でも先程、TO*SCA編集員に「書け」とお尻を叩かれたので、ここはちゃんとマジメに語ってみたいと思います。ぎゃふん。
先に言っておきますが、僕は別にガーロ監督が好きなわけではありません。
未だ信頼性も可能性も未知数だと思っていますし、「?」と思う部分も結構あります。でもそれと同じくらい「ああ、そういう事か!」と思うことも「なるほどね!」という新鮮な発見もあるのも事実。
また、原監督や大熊監督、僕が最初に出会った今井監督(7ヶ月オンリー)に敬意は抱いていますし、皆個性豊かで大好きな存在で信頼もしていましたが、いつも同じくらい懐疑の目も向けていたし、今では特別に執着しているわけでもありません。
(「コラ!熊!動け!」なんて多分東京を見ていて一番言った言葉かもしれません)
少し冷めた言い方にすれば僕と歴代の(数少ない)監督たちとの関係は、一時期東京を預ける大事な“かりそめの”仲間にすぎません。もちろんほとんどの選手たちもそういうことになりますが。
で、何が言いたいかと言うと、今の東京、もっと言ってしまえば、スタジアムでもネット上でも開幕して1ヶ月の短期間にも関わらず数知れない批判の集中砲火を浴びているガーロ監督に個人的感情で擁護する気もないですし、昔の東京や監督たちに不満が(そりゃいつもいつも不満はあったけどさ)あったからその裏返しで今の苦しみ悩んでいる東京を支援しているわけでもないということを分かって頂きたいです。
僕にとって大事なのは、誰か(何か)を守ることでも誰かを責めることでもありません。
僕にとって大事なのは、東京が目標に向かってどう努力し、どう成長してくれるか、なのです。
しっかりとした長期的展望と中期的展望、そして短期的展望を視野に見据え、内容を充実させながら数々の苦楽を乗り越え、素晴らしい結果を勝ち得てくれる。それこそが僕の至福です。
その為には苦しい時には信念を抱き、楽しい時にも厳しい目を向ける。
一つ一つの出来事で一喜一憂するのも僕ら、深く東京と付き合ってきたファンの特権ですが、それと同時に人生をかけて付き合う以上、腹を据えて東京の苦闘や悩みを受け入れ、それを解決するにどうすべきか一緒に悩み意見するのも僕らの特権だと思います。
だって初じめて東京を見たお客さんにはそんな楽しみ方、出来るわけないじゃないですか。
今の東京。
そんなにひどいでしょうか?
いや、確かにやっているサッカーはつまらない。
選手のほとんどが一体自分達がどうしたらいいのかわかってない状態ですからね。
悩んでいる選手たちがやるサッカーが面白いというのは何処の国を探してもないでしょう。
(それを考えると唯一悩んでない感のある川口が今最大の魅力を感じるのはやはり磐田出身者の違いなのでしょうか…?)
ただ、10年前から何も変わらず楽しめる部分が1つだけあります。
ウィットな笑いも愛嬌もないサポーター、アマラオのいないピッチ、悩み苦しむ選手たち。
そんな中でどう楽しめるのか?
僕からしたらそんな難しいことじゃあありませんよ。
だって、いつも僕の脳裏には東京が挑戦する姿がありましたから。
東京ガス時代、準会員勢相手に臆する事無くぶつかっていった姿。
天皇杯でJリーグチームをばったばったとなぎ倒す勇敢な姿。
J2時代のナビスコ杯、内容も結果もJ1勢を上回る堂々とした姿。
J1初年度にもかかわらず、横浜、名古屋、磐田など強豪に全身全霊で向かっていった姿。
03年アウェイG大阪戦、タイトルに向かって自分達の信念を統べて体現した姿。
04年ナビスコ決勝、8割以上の浦和ファンに囲まれた中、自分達の勝利を信じ続け、本当にもぎとった勇壮な姿。
僕にとって、東京のサッカー…いや、もっと言えば東京の代名詞とは『カウンターサッカー』でも『部活サッカー』でも『お笑い』でも『娯楽』でもなく、いつも次へ立ち向かうこと、すなわち『挑戦』その物なのです。
そして現在、今まで、目に見える相手・物に挑戦してきた東京が、目に見えない「己のサッカーの変革」という生みの苦しみを伴う事に挑戦しています。
12年間待ち望んできた物に対する挑戦、これを楽しまずにいられますか!
むろん、この数試合まだまだまだまだ足りない事ばかりです。
しかし、悩みつつも選手たちが徐々に自分達なりの適応能力と発展能力を見せてきているのも確かです。
「うわ!徳永が第3の動きをした!」
「ぐわ!梶山がサイドを揺さぶってる!」
「ノリオが外→中→外、って工夫したよ!」
「土肥ちゃんがフェイントした!」←コレは違う
それにあの今野や栗澤たちならば、今の状況をきっと打破してくれるはずという信頼。
なんと言っても僕らはあのアマラオや土肥や茂庭や馬場が本当に素晴らしい選手になったのを目撃してるわけですから。
選手の可能性と未来性に賭けて応援するのは僕らの得意分野だったんじゃないでしょうか?
さっきも言ったように今の試合内容は確かにつまらなく閉息感の多い時間の方が多いです。
悩み相手よりも見えない何かと苦闘する選手たちが可哀想にも見えます。
それでも、僕らには今の状況をも楽しめるサッカーへの追求心と愛情があったんじゃないでしょうか。
知っている人たちは思い出して欲しい。
知らない人たちは是非一度考えて欲しい。
JFL時代、僕を含めたゴール裏の仲間たちは、82年のブラジル代表や、84年のフランス代表、86年のアルゼンチン代表、88年のオランダ代表のサッカーの様に、各時代様々な美しくクリエイティブなサッカーに皆それぞれ夢を抱いていました。
それでも大熊さんが率いる東京の部活サッカーを誇りに思い、
「このサッカーだって面白いじゃんか!俺たちはどんなレベルのどんなサッカーだって楽しめる!」
と、胸を張って言い続けてきました。
時たま東京の選手たちが(偶然)物凄いパスサッカーをやってのけると半狂乱になって笑って楽しんでいた事を今でもよく覚えているし、大熊さん監督が01年に挑戦して志半ばで諦めたパスサッカーを
「時期尚早だけど、いつかは必ず!」
と誓ったことを僕は忘れてはいません。
まだプロになった間もない東京にだって過程や歴史はあります。
今に至るまで歩んできた中でいつもスンナリ綺麗にきたわけじゃありません。
99年J1昇格間近でのあの苦しみ。
J1昇格後、夏の連敗、勝てない事のツラさ。
アマラオの移籍騒動。
昨年の降格への恐怖。
何と言ってもまだ僕らは何もなし得ていないし、ゴールに辿り着いたわけじゃないのですからね。
それでも、どんな時でも、忘れず常にあった東京のスタンス。
それはポジティブに、前を見て、信念を抱き、苦しいどんな状況でも、
「これがサッカー。これが人生」
と“楽しむ”前向きな姿勢があったのではないでしょうか?
この間まで出来ていなかったことが出来るようになっている喜びや、根性や魂のなかった選手が迫力と根性を体現した時の感動。
そういう小さな楽しみだって僕らを奮い立たせてきた物だったのではないでしょうか?
と、まあね。
こんな感じにマジになって語ってみましたが。
僕が書いた(ともすれば育成ゲームの途中の楽しみみたく)こういったマニアックな楽しみ方がメジャーになった今の東京の全てのファンに受け入れられるとは思いません。
いや、もっと言えばここに記してきたことは「変わり者」「ひねくれもの」「オタク」と取られ無視されてしまう物でしょう。
それに僕のこの意見を他の東京ファンの方に押し付ける気なんて全くありません。
そしてこれらが正しいなんてコレっぽっちも思っていません。
じゃあ何で書くのか?
分かって貰いたくて書く、というよりも既にコレは遠ぼえに過ぎないのかもな。
それも仕方ないのです。
だからガーロにやめて貰いたい人は、彼が結果を出すまで(いや、出し続けてもなのでしょうか?)「ヤメロ!」と言い続ければいい。
今までのサッカーを守りたい人は「こんなサッカー糞食らえ!」と揶揄し続ければいい。
自分が楽しめないのが嫌ならばもっと楽しい何かを探せばいい。
元来僕の知ってる東京は「去るもの追わず」の東京の街の雰囲気を持ったものだったからね。
しかし。
僕の愛する東京の仲間たち。東京ゴール裏の親友たちよ。
いつから君たちはそんなにも余裕がなくなった?
どんな状況でも楽しんでしまい、笑いにも変えてしまうその才能こそが僕が共感し、憧れ、尊敬してきた部分なのに。
4年目だというのに降格争いに足を入れ苦しんでいた原さんを最後の最後まで支援し続けたその姿には本当に感心させられたというのに。
初めての海外、文化も環境も違う地球の真裏から来た若い監督と、次の世界へステップアップしようと挑戦するチームをたった3ヶ月弱、開幕6試合そこそこで見切ってしまうのは、東京のあるべき姿なのか?
「俺たちには無理矢理にでもサッカーを楽しむ才能がある」
そう言っていたのはやはり嘘だったのか?
もし、そうならば。
もし、守る何かがそれほど大事ならば。
君たちはその道を行けばいい。
その求心力と影響力で、スタジアム全体でその雰囲気を作り出せばいい。
それも一つのサッカーの道。
海外でもよく見られるサッカーの現実的部分だ。
でも、僕はたった一人でも新たなサッカーへと挑戦する東京を追い求めるよ。
その声が届かないと分かっていても、いつまでも東京に出会ったガキの頃のように、次へと向かいもがき苦しむ東京を美しいと思うよ。
【下山けんと】
<追記>
きっとあの頃の僕たち…いや、あえて言わせてもらおう。
あの頃の君たちならば、今の状況を前にしてグラウンドにむかってこう叫んでいたよね。
「選手が悩んでサッカーやってんじゃねー!」
「迷わず行けよ!」
一同「行けば分るさ!」
トーキョウ!ダダダ!トーキョウ!ダダダ!
迷わず行って、突き進んで、もし間違っていたのなら、その時もう一度やり直せばいい。
失敗も経験、それが必ず成長に繋がるのだから。
もし、やり直す事になって周りに誰もいなくなっても、僕はいつでも必ず東京のそばにいるさ。
怖がるな。
怯えるな。
前へ突き進め。俺の東京。
投稿者 tosca-web : 21:48 | トラックバック
2006年03月21日
大いなる第一歩。…だと僕は思ってるんですけど何か?
いやあ、それにしても惜しかった!
最後の攻撃、あの栗澤のシュートがあと40センチ下だったら…。
なんていうタラレバは禁止ですな。
今日は中身の濃い試合だったからこそなんとか勝って締めくくりかたかった…。そんな風に思った下山でしたヨ…(湯浅風)
とにかく今日の試合はここ2試合と違ってだいぶフレキシブルでしたね。
縦に横に選手たちが動き、局地戦で体をはって戦う姿は好印象でした。
そして東京の選手たちが停滞しまくっていたココ2試合に比べて生き生きしていると、多くの人が思ったでしょう。
まあ、それは川崎が全体的に前ヘ前へと出てくれるチームに大きく変貌を遂げていたことも手伝ってのことでしょう。
我が東京は伝統的に今日の川崎のように前に出てくれるチームとは組みやすいですからね。
今日は要所要所でカウンターも効いていましたし。
何より縦の速さは大熊時代からのお家芸です。
このように縦の速さを活かす時と、中盤のタメと横の揺さぶりを活かす時と、その二つをうまく使い分けられれば大きな成長につながるでしょう。
そう。
緩急を使い分ける事。
それこそが東京の目指すべき道なのですよ。
横を使って短いパスと角度と有機的な動きの連動性で相手組織を崩すサッカーをベースに、時にジャックナイフのような縦の速さを使う。
これを意図的に出来れば大きな飛躍となるでしょう。
ゴールを実際に奪うのはカウンターからでもセットプレーからでもいいんです。
いつもいつもショートパスで相手を崩せるわけなんてありませんから。
ボクシングで言えば、“横の流れからの縦への崩しとパスワークでの攻撃”はジャブ、もしくはボディ攻撃です。
それを継続し、相手の足にきた頃にズバッとカウンターを差し込む。もしくは鋭い個人の力で急所を狙う。
その使い分けを目指したいのですよ。
ポゼッションサッカーと言うとゆっくりとショートパスを回して戦う事だと勘違いしがちですが、僕が思うに。
『長くボールを保持する中で、緩急と長短、角度のバリエーションに富んだパスを駆使し、時にはボールを速く、時には人を速く動かして自分たちが主導権を握り、意図的に相手を揺さぶるサッカー』
それこそがポゼッションサッカーではないでしょうか?
きっと
ガーロ監督の言うポゼッションサッカー=フットサルのような細々としたサッカー
と思い込んでいる人は多いのではないでしょうか?
僕もまだガーロ監督の考えはよくわかっていませんが、そんな単純なものではないと思いますよ。
さてさて。
今日の東京が(意図的でないにしろ)良かった理由は相手が組みやすかったからだけではないと思います。
馬場の存在と宮沢の存在。(それと途中交代の栗澤もね)
彼らを必ず経由しようという意識がチーム全体に伝わり、しかも彼ら自身が自らチームのコンダクターになろうと自覚することで、東京の中盤は飛躍的に躍動していたと思います。
なんと言っても長短のパスを使い分けられるパスの出所が今まで0だったのに一気に2つになったわけですからね。
そして、最初から今野や伊野波が彼ら二人のサポートに徹し、周りの選手も中盤を経由し、サイドを使うのか縦を狙うのかの判断を馬場、宮沢、栗澤に委ねていた事で東京の中盤に存在感が出てきたわけですよ。
本当にこれは東京としては大いなる第一歩ですよ。
今まで極力中盤を省略しようとしてきた「キックアンドラッシュサッカー」もしくは「大作戦サッカー」しか出来なかったチームが、自ら中盤を意識したわけですからね。
正直言って、まだ本当に意図的なのではなく、選手個人個人が歯車として同じ目的意識を持っていたかと言うと全然違うと思います。
今日だって偶然馬場と宮沢が組めたからこうなっただけであって、次節以降、二人が揃わなかったり調子を落としてしまえばまた元に戻る可能性だってあるのですから。
いまだチームが個人に頼っている部分は脱していません。
ただ、僕らの愛するFC東京に初めてと言っていいほど(しかも東京の選手に自覚があるかどうかはわかりませんが)、『中盤を作る』という概念が意識づけられたのは革命的と言っていいと思うんですよ。
狙ってやった事とは思えませんし、本当に結果的にこうなったという感じは否めませんが、今日の試合を僕は本当に意味のある物だったと思いたいですね。
この意味をどうか選手の皆にもファンの人たちにも分かってもらいたいです。
もちろんまだまだ課題も多いです。
DFラインでのパスワークのレベルは全然ですし、ボランチがもっとイニシアチブを持って欲しいのも事実。
また、連動性や動きのバリエーション、相手DFを混乱させる流れるようなポジションチェンジやオトリの動きなどはまだまだです。
それでも、今日の『東京に中盤が生まれた』日を大いなる一歩として僕は受け止めたいと思います。
(ちょっと大袈裟だけど、それくらい言っておいた方がインパクトあるっしょ?)
さて。
細かい所で感想を言うとですね。
まあ馬場と宮沢、そして栗澤がよかったのは前述のとおりです。
彼らはボールをためてパスを出すのと同じくらいダイレクトパスも多いですし、回りの選手にボールを預けて自分がスペースを利用する動きも出来ます。とにかく今はこの3人が軸になってくれそうです。
そして川口!
開幕戦の彼のパフォーマンスを見て思わず「良い選手とったねえ!」と唸ってしまいましたが、こんなにも早く僕らの信頼を勝ち得るとは!彼は今後東京にとって大きな存在になってくれそうな予感がします。
また、鈴木のりおに第3の動きへの意識が徐々に出てきているのでは?と思ったのですがどうでしょうか?
ディフェンダーやボランチから宮沢、馬場にボールが入る前にスペースを意識した動き出しを何度か行っていましたよアノ子。
まだまだ彼がサイドバックとしてやらなくてはいけない事は多々ありますが、ここ4試合での進歩に少し喜びをおぼえましたね。
更に土肥ちゃんと茂庭ですが。
いやあ、凄いねこの2人は。土肥ちゃんに関してはひいき目無しで実力だけならドイツのピッチに一番近いGKですよ。足りないのは経験だけです。
茂庭はこのパフォーマンスを続けていればメンバー入りも見えてくるのでは?それくらい質が高かったと思います。あとはフィードだけだ!
一方、いまだ壁にぶちあたっている感があるのは今野です。
今日はディフェンスに関しては本来の迫力がありましたよね。さすが!と思わせられた事も数しれず。
ただ、攻撃にシフトチェンジした時のパスの正確性、狙い、緩急の付け方、前線にからむタイミングなどなど。課題は山積みのようです。
それでもスーペル今野のことです。必ずやそれらも自分の物にしてくれると信じてますよ。(つーか、マジそうなったら絶対東京出てっちゃうよね…)
ルースケはねえ…。
えーと、うーん。僕は嫌いじゃないですよ。
ただねえ。えーと…。
うん、ルースケはイイヤツそうだよね!あははー
ええい!
もうぶっちゃけて言うと今はササを使うのが最適なんじゃないでしょうかね。
今日の雰囲気のあるサイド攻撃を見ても分る通り、キーパーや相手DFの隙間をスッと割って入り、ワンタッチでゴールを決めねばいけないシーンが今後増えるでしょう。てゆーか、それが主体となるでしょう。
今のサッカーを志向して決定的に足りないのは「仕上げ担当」ですからね。
それには適材適所、やはりササの存在だと思うんだけどなあ。
やっぱり彼がパラグアージョだからブラジル人には【以下省略】
それと増嶋くんにフォローを。
入ってすぐに失点つーことで、きっと多くの東京ファンから嫌われてる(んだよね?)君のことだから、ホント信用ガタ落ちって感じでしょうけど。
アレは仕方がない。
川崎の攻撃(特にジュニーニョのあのヒールのパス!)が凄過ぎた。
恐らくアレは君じゃなくて宮沢が残っていてもやられただろうからそんなに気にするな!
あの川崎のジュニーニョと中村のコンビネーションが素晴らしかったのだよ。
ほんとタイミング悪かったよね。
で、あの采配によるガーロ監督への批判が出てるみたいですけどね。
アレは原監督も去年とかたまにやってた事だよね。残り10分くらいでボランチに代えて増嶋投入。
コレを批判するって事は原さんの采配も指摘してた人なんだろうけれど、ただ、ガーロさんはまだ選手の特性を理解しきってないフシがあるから多めに見てあげて欲しいですね。
(ちなみに私ももちろんココで増嶋かよ!?とは思った。でも逃げ切れていれば必勝パターンになりかねないんで、まあ最初にコケて良かったんじゃないかな?)
そうそう、ガーロ監督に一言二言。
おそらくはまだ選手たちを完全に把握はしていないと思うし、何より日本人の基礎知識やサッカー心のなさも分かってないと思います。
それに僕だって、本当に半信半疑の部分が多いのですよ。
それでも信念を持って(原さん後遺症がひどいサポーターにブーイングされても、キックアンドラッシュが大好きなファンにつまらないと言われても)まずはやりたい事をやりきって欲しい。
この東京はそう簡単に2部に落ちるチームじゃないから。
だからこそこの大いなる挑戦を成し遂げて欲しい。
心の底から思いました。
とりあえず夏までにはなんとかして欲しいっていう本音もチラリとよろしこ。
【下山けんと】
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2006年03月20日
清水戦その後
いやあ、もうスタジアムから溜息が聞こえたようでしてね、まいっちゃった感じですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?
まだ3節だってのに早速のブーイングも起きてましたたね。
試合後スタジアムで会う友人はもう死にそうな顔、もしくは固まった顔ばかりで、なんて声をかけていいかわからなかったくらいです。
「今年はダメだな…」
と思った人はかなり多いのではないでしょうか?
まあ、僕はというとシーズン前から「今年“も”ダメだろう」とは思っていたのでそこまで落胆はしていないんですけどね♪
てゆーか、実は案外ポジティブに捉えてるところもあるんですよ。
●<1>楽観主義でいってみよ
「こんな試合でポジティブだなんて!」
と思う方もいると思います。
ごもっとも!
しかし、視点を少し変えてみると意外と気分が変わるものです。
説明しましょう。
まず簡単に言うとここ3試合で今日が一番まとも(マシ)に感じたのですよ。
なんとなくで勝った大分戦、見事に相手の狙いにハマり文字どおり何も出来なかった新潟戦。
この2試合に比べて『今年の東京がやりたい事、やるべき事』がだいぶ見ててわかるようになってきました。
まあ問題なのは『今年の東京がやりたい事、やるべき事』をどうすれば出来るのかが選手の全員がわかってない、という事なのですがネ…(湯浅風)
とにかく僕が「マシ」と思ったその根拠。
それはたった1つの流れですが、今後の東京の近未来予想図を垣間見たシーンがあったのです。
後半36分。
自陣ペナルティエリア前でジャーンがヘッドでクリア。
↓
センターサークル付近でのルーズボールを宮沢が競り勝つ。
左サイドに流れるが清水の選手のプレスを受け今野に落とす。
↓
今野、前方くさびに入る赤嶺にダイレクトでパス。
↓
赤嶺、清水のプレスからはずれた宮沢にダイレクトでパス。
↓
宮沢、トラップしすぐに今野にパス。
↓
今野、右に向きを変えて右サイドを上がる徳永にパス。
↓
徳永、センタリングをあげるが清水のプレスが早く失敗。
それをジャーンがフォロー。
↓
ジャーン、ライン際に開いた徳永へパス。
↓
徳永、左そばに位置する今野へパス。
↓
今野、清水のプレスを回避するように茂庭へバックパス。
↓
茂庭、ワントラップしてすぐに、前方の宮沢へパス。
この時、左サイドライン際の鈴木がスタート。
↓
宮沢、ワントラップしてすぐに斜前方のスペースへスルーパス。
↓
そこに鈴木が走り込みピタリと合う。
鈴木、清水DFと1体1、良い形を作るがセンタリングは失敗。
この一連の流れは約40秒。
その間ダイレクトパス、もしくはツータッチパスがほとんどで、テンポ良く左サイド→右サイド→左サイド→前方ペナルティエリア付近へとボールは大きな範囲内を移動しました。
残念ながらこの時は鈴木のセンタリングミスで終わってしまいましたが、このシーンが試合中に何度も見られるようになれば、けして悲観する事もないのでは…?そうポジティブに取ってみるのはどうでしょうか?
もちろんこのシーンだって粗を探せばいくつかあります。
一つは徳永が右サイドで無茶な状態からセンタリングを上げたこと。(運良くボールはジャーンの元へいきましたがコレは流れにのっていなかった)
そして、すでに後半36分だったこともあって清水のプレスが少し甘くなっていたこと。
だからこの一連の良い流れを相手DFのプレスが激しい時でもやれるようにならなければなりません。
そして、これがしっかりと計画的に、複数の人間が「これだ」と共通の理解を持って行われなければなりません。
●<2>共通理解…っつーか最低限知っていなければいけない事
そう、ココがきっと問題なんですよね。
『理解している』という事。
いえいえ、チーム内のコンビーネーションの事を言っているのではありません。
この3戦、変わろうとしている東京を見ましたが、スキルややっていることの方向性、パフォーマンスその物に問題があるのではないと僕もわかりました。
そこで僕が以前よりなかばそうではないかと疑心を抱いていた物がほぼ確信に至った今の東京の最重要事項。
「ひょっとしたら本当に東京の選手たちはサッカーの『グループ戦術の基礎』その物を理解できていないのでは?」
まあコレは憶測の域を越えないですけどネ。
ただ恐らくあたっているでしょう(2階席から見ていれば充分わかりますよ)。
そしてほとんどの東京ファン、そしてフロントの人たちも知らないのでは?と思いました。(きっとこれもあたっているんじゃないかな?)
サッカーの基礎というのはですね、僕個人は中学から高校の時に部活動(もちろんサッカー部。ちなみに弱小チーム)で勉強しましたが、恐らく今の日本のサッカー指導カリキュラムでは小学6年生くらいで教えてるのでしょう。
いや、ひょっとしたらちゃんと教えてないのかもしれません。
パスアンドゴー(何故パスを出したら走るべきなのか?)
トライアングル(何故ボールホルダーの周りに3つのパスコースを確保しなければいけないのか?)
囮の動き、スペースを作る動き、第3の動き(一体それは何の為に必要なのか?)
その他にもサイド攻撃の意味やらサイドを変える事の必要性、数的有利の必要性とその作り方、ワンサイドカットの論理など様々です。
これら少数のグループ戦術はチーム戦術の基礎です。
上にあげた事全てには明確で分かりやすく単純な模範解答が用意されているのですよ。(全て、サッカーをやっている人間ならばよく考えればすぐ分ることです)
そして試合中に「コーチにそうやれと言われたから実践している」のと「これこれこういう理由があることを認識したうえで実践している」のとでは明らかにプレーの質が違います。
特に今回のガーロ監督が求めるような高度なサッカーをやるうえではこの『サッカーのグループ戦術の基礎』への理解はとても重要になってくるはずです。
(注:ただしこの基礎が分かっている、出来るからと言ってサッカーで必ず勝てるってわけではないのであしからず)
●<3>基礎の基礎ですよお嬢さん!!
今まで、原体制のもと行われてきたサッカーは早くタイトな守備から個人の能力を前面に押し出し、とにかく早くボールをゴールに近付けることをチーム全体で徹底したものでした。
これにより、ボールの運びが早ければ早い程いい、という価値観がチームにもファンにも浸透しつつあったと思います。
しかし、逆に言えばボールの運びを急ぐことをまず大事にしていたために“そのまま行ったらこうなりました”という風な『結果的にこうなりましたサッカー』になってしまっていたところがあったと思います。
だからこそ選手の「足の早さ」「運動量」「個人技」などの個人戦術がクローズアップされてきたのだと思います。
しかし、今やろうとしているサッカー、いわゆるポゼッションサッカーは目的から逆算して作戦を錬り、その為に選手たちがどう役割分担をし、どう動くかを考える『構成的サッカー』もしくは『逆算式サッカー』、あるいは『理屈っぽいサッカー』と言える物です。
感覚的にボールを蹴っていた昨年と違い、全ての動きに必然性と根拠を求められます。
オトリの動き。
スペースを作る動き。
次のパスの受け手となる第3の動き。
これらが常に必要なのです。
でもコレって(2章で述べたように)僕が中学や高校の時、部活で勉強した基本中の基本ですよ。
ココ3試合、いやいや、ココ数年、東京の選手たちを見ていると「ボールをもらう動き」しか出来ていません。
オトリになる人もいないし、スペースを誰も作りだせてないし、先を見越し第3、4の動きもない。
そこに
「ひょっとしたら本当に東京の選手たちはサッカーの『グループ戦術の基礎』その物を理解できていないのでは?」
という僕の確信めいた疑念があるのですよ。
●<4>てゆーかそもそもポゼッションサッカーって何だよコルァ!!
うんじゃ、そのポゼッションサッカーってようするにどーすりゃいいんでしょうか??
簡単な解釈をまとめみます。
昨年までのように縦に急ぐのではなく横に急ぐ必要があるわけです。
横に急ぐことで相手DFの組織を揺さぶります。
そこでダイレクトパスなどを組み入れ今度は相手DFの組織に小さなズレを生じさせます。
相手守備組織に小さなズレが生じることにとり前方のマークに微妙なズレができます。
そこにオトリの動き、スペースを作る動き、そのスペースを利用する第3の動きを組み入れチャンスの下ごしらえをします。
そこで初めて縦にボールを入れます。
ようは相手に出し所と出所をいかにしぼらせず、引いた相手の守備組織を崩せるか、が重要なのです。
どのタイミングでそれをチーム全体で仕掛けるか?
そこにチームの熟成度とサッカーの基礎への理解が問われるのですよ。
つまるところ、一つの目的の為に全ての選手が違う動きをするのですが、その動きが全て歯車のように噛み合わなければいけないのです。
プロセスこそがこのサッカーの命。
ある意味数学のテストの答えが正解しているかよりも、その答をどのように導きだしたか、の方が大事なのと一緒なのですよ。
これをやるにはまずDFラインのパスのスピードと正確性が求められます。
そしてボランチの選手の視野の広さ、プレイやポジショニングなど全ての動きの正確性、そしていつ相手の守備組織が崩れるかどうかのタイミングをしっかり把握できなければいけない戦術眼も必要です。
さらにチーム全体が常に同じ目的の為にそれぞれが違う仕事をこなさなければいけません。
また、これだけでポゼッションサッカーは完成しません。
DFとボランチはボールを回している間中ずっと、一突きで相手の喉元をズバッと突き刺すジャックナイフのようなFWへのロングフィードを狙っていなければいけないし、FWはいつでも相手DFの背後を狙いながらチーム戦術をこなさなければいけないのです。
ね。
物凄い大変でしょ?
やることがいっぱいなんですよ。
頭も痛くなるし能力も必要。そして運動量も必要。
これがポゼッションサッカーと言われる物です。
僕が今までJリーグを見てきてこれに成功したのは強かった時のヴェルディと磐田だけですよ。
なんつー険しい道だ!!
また、見ているほうもサッカーへの理解と忍耐が必要です。
『ボールをポゼッションしていてもほとんどDFとボランチでまわしてばかり』
そうなんです。ソレが当たり前なんです。
言わばポゼッションサッカーは釣りと同じです。
魚が餌を食うのを浮きの微妙な動きで判断し、食い付いた瞬間にグッと竿をあげる、あうんの呼吸が必要なのですから、どこがチャンスになる瞬間なのかを分る肥えた目と忍耐力が見る方にも必要なのです。
今の僕たちは(恐らく)ソレを目指しているのですよ。
大変なこった。
●<5>で、実際問題どーなんすか?
清水戦後、思ったのはですね、このサッカーをやる為のボランチが今の東京にはいない、ということです。
僕はあの今野でさえ、このサッカーの前では弱点と欠点が浮き彫りになってしまうな…と驚いたくらいですから。
サッカー専門誌で今野は「今までサッカーを考えてやったことはない」みたいなことをコメントしていましたが、ホント、ここ3試合見てて分りました。
とにかく組み立ての予測や計画が出来ていないなあ、という印象ですね。
まあ、情熱と根性とハートを持っている彼のことです。何とかしてくれることを願っていますよ。
また、伊野波も今のままでは単なる「ツナギ役」です。もっとイニシアチブを取らなければいけません。(ルーキーの彼にそれを望むのが酷…というのなら出場しないほうがいい)
そして何よりも梶山。(こないだ僕が彼を嫌いって言っちゃったことを差し引いても)今、彼が一番のウィークポイントになっちゃってますよね。
他の選手にまったく追いつけてない感じがしましたよ僕は。
感覚でサッカーをやってきた彼にとってはココは相当な努力と情熱(何よりもコレ!)が必要でしょうね。
それと、DFラインのパス回しがもっとスムーズに行われなくてはならないのに、ジャーンも茂庭もけして足下が得意な選手ではないですし、鈴木に関してサイドチェンジをする視野を持ち合わせていません。
そして徳永はとにかくポジショニングの雑さが目立ちます。
ほんの50センチから1メートルのポジション修正が必要…というのは前に加地について論じたことですが彼の場合もうそれ以前の問題ですからね。
これでW杯狙ってるとか言うんだから、もうねえ。オジサンせつないっすよ。
まず何よりも先にすべきはポゼッションサッカーの基盤となるこのDF陣とボランチにてこ入れが必要でしょう。
ある意味DFとボランチのパス交換が攻撃のスタートとなるわけですから、そのスタートが上手にきれなければゴールまでもつわけがないでしょ?
提案として(僕はTO*SCAで「誰を使え!」とかなんて言いたくないのだけど)、やはり左に金沢を入れ、右には今は藤山(もしくは他の選手)を入れたほうがよいでしょう。
応急手当てでしかないかもしれませんが、このDFラインのパス交換のスムーズさを早急になんとかするしかありません。
またボランチに宮沢は必ず入れた方がいい。
確かに彼は好不調の波が激しいですが、それでも今の中盤に彼の存在は不可欠です。
そして、ガーロ監督にお願いしたいこと。
東京の選手が皆、
「サッカーの『グループ戦術の基礎』その物を理解できていない」
という事に気付いて欲しいです。
おそらくガーロさんにしてみればそれは説明する必要なんかなくて、皆わかっている事、と考えているかもしれません。
ブラジルだったら恐らく考える前に皆、体が理解しているのでしょう。
しかし、日本ではこういう基本が案外ちゃんと浸透していません。
現にオフトは代表選手たちに「トライアングル」「スリーライン」という基礎中の基礎を教えていたのですからね。
サッカー偏差値を上げること。
それが今の東京(もちろん僕らファンもそうだしフロントもね)に最も必要なことなのかもしれませんね。
さて、今後本当に厳しい道が待っていそうです。
とにかく今は改革を止める事無く(アレエ?これ何処かで聞いたぞ)、忍耐と辛抱と信念を持ってチームの成長を待つしかありませんね。
なんとかシーズンの半分を費やしてチームのレベルを上げて欲しいです。
そして、夏以降には、なんとか形になった結果をこの目で見たいものです。
<6>●本音
万年中位は今年も脱却できそうにありませんね。
「3年後は俺たちが一番強い!」ってもう何年言ってんだか…。
とりあえずJ1に上がってからというもの毎年誰かが言ってますよね。あははん。
もうこうなったら来年も再来年も一生言い続けちゃうってのもアリですな。
「3年後には俺たちが一番強い!」
正直なトコ、今回僕が述べた事は昨年か一昨年のウチにやっておかなければいけないことだったと思います。
もし本当にこのチームを強くしたいなら、ですがね。
最近はチームもファンも「本当に強くなりたい!」っていう気持ちがなさそうなので、イタリアのボローニャのような中堅どこを目指すのも悪くないと思いますよ。
それならばさっさとポゼッションサッカーなんて諦めて今までのサッカーに磨きをかければいい。
ちょうどボローニャは赤と青ですしね。(青赤じゃないのよアレ)
「3年後には俺たちが一番強い!」
え?僕ですか?
もちろん強くなりたいですよ。
今年だって真剣に優勝を狙ってやりたかったですよ。
なんつったって僕の考えではもっと前にサッサと優勝なんてしちゃってるハズでしたからね。
悔しいですよ。
いつまでこんなグダグダやってんだろって思いますよ。
そしてここ最近の浦和の本気度を横目で見ていたら、、やはりツライですよ。
「誰がなんと言おうと周りは気にするな」
「勝ちよりも大事なものがあるから東京はまだ優勝しなくていい」
そんな言い訳とか逃げばっか言ってないで早くもっと真剣になりたいですよ。
勝ちたいですよ。タイトルを本気で狙ってみたいですよ。
まじで。
でもなんかそういうのを言うと某東京ファンサイト掲示板で「東京はそういうチームじゃない」とか怒られそうなので言いませんけどね。
「3年後には俺たちが一番強い!」
ただ、一昨年と昨年の大きく間違った方向(うわあ!もうこうなったらぶっちゃけてやる!)を正すのには時間がかかるのも承知しています。
だからこそ今は辛抱と忍耐、そして理解も必要だってことも分かっています。
ただ、あのブーイングが味の素スタジアムでは正当だと考えると、どうやら僕は今の東京ファンには相応しくない考え方のようですね。
気がついたら僕が東京の中でアウトローになってるわけですからね。人間って変わるんですね。はい。
まあ、でも3試合くらいでウダウダ言う連中の気持ちを分るくらいなら喜んでアウトローに徹しましょう。
はい、つーわけでこれからもバシバシネットでは毒はいちゃおっと。
こんな感じで今年は毒舌キャラでネットを続けていきますので、まあ読みたい人だけ読んでください。
気分を害された人は御遠慮頂いたほうがいいかも。どうもスイマセン。
で、僕と同じくアウトローな人。厳しい立場ですががんまりましょーね。
合い言葉は、セーノ、
「3年後は俺たちが一番強い!」(泣)
最後に、たわごとですが。
何年も前から僕は言っていたことなのですけれども、やはり磐田のドゥンガのような世界トップレベルでチームを牽引できる熱いキャプテン、リーダーシップと信頼できる経験を兼ね備えたボランチ外国人選手が必要ですよ。
目の前に最高のお手本がいることが、飛躍的な成長を促しますから。
【下山けんと】
投稿者 tosca-web : 23:03 | トラックバック
2006年03月14日
クジ運
仕事の打ち上げ(関係者200人以上が集まる大パーティ。ちなみにサッカーとは全く関係ナシ)で行われた大くじ引き大会の賞品でそういうビンゴとか抽選に生まれてこのかた全くあたったことのない私にとうとう神様が微笑んでくれました。
↓

この本(泣)。
神様、コレは何かの嫌がらせですか?
【下山けんと】←運がいいのか悪いのかわからない男
投稿者 tosca-web : 21:39 | トラックバック
2006年03月12日
お宅の平和はいかがですか?
3月5日06年シーズンの開幕となった大分戦後。
満面の笑顔が行き交う味スタコンコース。
可愛い女の子(シャツはもちろんFC東京オフィシャル青赤)の手をひき、
勝利を歓びを噛み締めるメインゲートへと歩く父親(推定38歳・レプリカユニフォーム着用)に出会った。
娘「とーおーきょー、とおーきょー、ねーむーらーなーいまーちー」
無邪気な歌声が可愛らしい。
娘「いっあっとーきょー、いあときょっ」
“We are Tokyo!”と言えないのは御愛嬌。
娘「るかるかるかるかるかるかるーかーご〜〜」
楽しそうに歌う娘を優しく見つめる父(次長課長の河本似)。
とにかく幸せな光景だった。
僕もいずれ家庭を持てたらこういう週末を過ごしたい。
素直にそう思えるほど僕は彼らの世界の幸福な傍観者になっていた。
しかし。
娘「ねえパパー」
父(河本似)「ん?」
娘「ルーカスいつ点とるの?」
俺「ぎゃふんッ」
そのお父さんの前に思わずワタシがその言葉にノックアウトだったわけですが。
なんとか頑張るのはお父さん。
父「・・・・・それはね・・・・」
苦しみながら考えます。
えらいッ!
えらいよお父さんッ!
「なんで子どもが生まれるの?」とか「なんでオチ●チ●が堅くなっちゃうの?」っていう無邪気な子どもの際どい質問に真っ向から挑む父親の顔をしているよッ!
アンタ親の鑑だッ!
父「・・・・・。お星様になっちゃったんだよ・・・」
痛ッ
痛い!痛すぎだッ!
白旗だよお父さんッ!
てゆーか答えどころか会話になってないよッ!
その子が「お父さんのパンツと一緒に洗濯しないで」とか「お父さんのあとにお風呂入りたくない」とか言う娘に育つのが目に浮かぶよッ!
つーわけでルースケくん。
君の足には家族の将来の平和がかかっているのだ。
どうにかして点を取ってくれないか。
そんなこんなで。
今回のこの父娘のような不幸なケースが今後出ないように、「ルーカスいつ点とるの?」という非常に微妙な質問をされた場合に地雷を踏まないために悪い回答例をココにあげておこう。是非参考にして頂きたい。
「あの頃にはもう戻れないんだよ…」
(昔の恋愛は忘れて下さい)
「んー、まー、アレ、そのうちねー」
(結婚いつしてくれるの?と聞かれたのではありませんよ)
「今度お肉が食べられる時だよ…」
(お宅の事情は色々あるかもしれませんが、娘さんに現実を知らしめてはいけません)
「お母さんが帰ってくる頃だよ…」
(サッカーよりもまず奥様を気にしましょう)
皆様の家族の平和がどうか保たれますように。
【下山けんと】
投稿者 tosca-web : 22:35 | トラックバック
2006年03月11日
今年は毒吐くぞ!本音で勝負だ06年。
先日の開幕戦、TO*SCA15号配布時に、
「最近Webの更新してないですね」
「Webの方も頑張ってください」
と、たくさんの方から言われまして。
(特に関係のない村田編集員がよく言われてたよ)
ええ。
ホント、いつも楽しみにしてくださっている方が本当に多いのだなあと実感して心が痛みます。
もうね、笑顔で「ハハハ、すいません」と言うしかなかったのですが「知らねーよバーカ」って内心思っていたのは内緒の方向で。
さて、開幕しまして。
賢明なTO*SCA読者の皆さんなら僕が色々言いたいことがあると思ったでしょ?
思ったよね?
コレがですねえ………
ほとんどナイのですよ。うん。
つーか正確に言うと何も言えん!って感じです。
ガーロ新監督のやりたい方向を選手がまだ体現できないどころかハッキリ理解してないんじゃないですかね。
「パスをつなげる」という事が一体どういう事なのか。
サッパリわかってないのだと思います。
まあ、この辺は時間がかかるでしょうからゆっくり構えましょう。
そんなこんなで開幕戦は選手起用以外はガーロ監督色をあまり見られませんでしたし、得点も運良くというか運悪くというか、見事なカウンターからの2発でしたから。もう試合展開そのモノも(特に2点目が入って以降)ガーロ監督の求めるポゼッションから崩す必要がない状況になってしまいましたからね。
だから僕も何を言っていいのか分らないですしそれ以前に開幕戦の戦い方が良かったのか悪かったのかも判断できません。
なもんで「勝ってヨカッタネ」が開幕戦について言えることじゃないでしょか。
そんな感じで開幕をまとめてみたけどどーかな?
では次に、今日の新潟戦について考察してみませう。
えー、結果的には今の状況がハッキリ見えたのでよかったんじゃないでしょうか。
少なくともなんとなく勝った感のある開幕戦より非常に意味があったと思いますよ。
まあ去年までに足りなかったというか、慢性的に東京に足りなくて、今後東京が本当にタイトルを獲る気があるのなら必ず身につけなくてはいけない物がシッカリ見えたのではないでしょうかね?
それは何か?
サッカーの“いろは”です。い・ろ・は。伊野波じゃねーよオッサン。
イケイケドンドンなサッカーも良いと言えば良いんですけどね、やはりそれは以前から言及していたように限界があるわけですよ。
パワーとスピードで勝負し続けてたら自分達よりパワーとスピードのある相手にはいつまでたっても勝てないですし。つーか相手がその辺で劣っていたにも関わらずに勝てないんだからもういい加減頭を使ったサッカーをやってもらいたいトコロだったのでポゼッションサッカーへの切り替えは当然とも言うべきで、いや、もっと言ってしまえば遅すぎるくらいの事だと思うのです。
(ちなみに“ポゼッションサッカー”と言うから選手たちが現在勘違いしてるっつーのはまた後々語りましょうか)
さてさて、話を元に戻します。
今日の新潟戦、ある意味予想通り苦戦しましたよね。
運が悪かったのは新潟が前節大敗を喫して今回守りにかなり気合いを入れてしまったことでした。
まあそれはともかく、二つのポイントが今日は存在しました。
ひとつは新潟の早く集中しまくった前線からのプレス。
ふたつ目はチーム全体が「ポゼッションサッカーとは!?」と全くキーワードについてこれていないこと。
この二つが見事にハマっちゃって、もうね、思春期の娘さんに生ゴミ扱いされるお父さんのごとくなす術がなかったわけですよ。
これが今の我らが東京の等身大です。
言ってしまえば去年までのサッカーで相手に引かれて縦を切られた時に苦しんでいたのは何故か?という事の答でもあります。
わかりやすく言うと石川の個人技、戸田の馬鹿みたいな運動量、スーパーがつくくらいヤバかった今野の頑張りなど、東京は個人の能力に頼り過ぎてしまって、「チームで点を取る」という概念を全くもっておろそかにし続けていた、という事なわけですよ。
だから、今年のように「ポゼッション」=「パスを回す」ってだけに思考回路がとどまってしまっているわけでございます。
例えば。
増嶋のところにボールが渡ります。
近くの今野、伊野波、梶山はもちろん徳永、茂庭、鈴木と、ここではパスコースがある程度あるわけですよね。
しかしながら増嶋の判断も近くの選手のパスコース確保も遅いから新潟のディフェンスにサイドを限定させられてしまいます。
ここで徳永の方にボールが出ます。
すると徳永の近くに梶山やリチェーリが寄ります。
しかしそこには既に新潟のディフェンスが数的優位を作り上げてます。
で、徳永がまごついているうちに横パスをカットされてカウンターを喰らいます。
ってのが何度も今日は見られたと思うんですが。
問題は増嶋の判断が遅いってことじゃなく、他の選手がパスコースを作ってあげるのが遅い!ということなんです。
中盤を作るというのは早いテンポで相手がワンサイドカットをする前に自らの手でパスの道筋を作ることですからね。相手のプレスよりも早くパスコースを確保し、しかも2手3手先のパスコースも他の選手が確保しなきゃいけないわけなのです。
増嶋にボールが渡った時点で、(例えばですが)伊野波がすでにボールを受ける確実な位置にいて、増嶋がボールを出した時点で梶山や今野が伊野波からのパス受けらる位置に移動していなければいけない。
とにかく2手3手先、しかも角度も距離も確実な位置への走り込みを必要とするのがこのポゼッションサッカーなわけですよ。
(とにかくコレって本当は疲れるんですよ!)
『予測』と『平面的な位置確認への意識』と『連動性』
それらが何より必要なわけで、本当は『相互理解』なんてなくても「パスをつなぐ事」への理解さえあればこの辺は初めて組む人たちでも出来てしまうわけです。
(良い例が歴代のブラジル代表。彼らはどこに誰が突然入っても基本的なパス展開は上手にこなしてしまいますからね)
そして鍛練と相互理解を高めて物凄いサッカーをやっていたのが2002年の磐田でした。もうあのサッカーだけで御飯4杯はイケルってなもんで。
今の所見た感じ、『パスをつなぐ』という事の本質−その目的や利点、そしてそのために必要不可欠なことを分かっている東京選手はいないようです。
今野や馬場にしてもハッキリ言って今までは感覚任せのところだったのでしょう。
建設的で合理性と利便性を兼ね備える物がいわゆるポゼッションサッカーと言われる中盤をつくるという行為なのです。
パスで崩すサッカーってかなり「ああすればこうなる」というかなり理屈っぽいサッカーなんですよ。
ちなみにとにかくパスサッカーへの理解がひどいのが梶山と徳永。
ぶっちゃけて言ってしまうと僕はこの二人嫌いなんですけど(えへッ)、今日のプレーぶりをみて
「何も考えてない」
「予測してない」
「(パスコースに入るのを)さぼる」
ってのが明らかになってしまいました。
まあ嫌な言い方をすれば行き当たりバッタリサッカーの申し子とでも言いましょうかね。あは。
もちろん他の選手も似たり寄ったりですが、彼ら二人が一番まずいのは1メートルのポジショニングの微調整を全く行わないことです。
彼らは分かってるハズなんですよ。(分かってなかったら相当アホウだよね)
でもやらない。
基本的な能力(技術や身体能力)が高いから頭のほうをおろそかにしすぎ、と言ったところでしょうか。
だけれども、そのちょびっとの怠慢が全体を苦しめる原因になっちゃうわけですから、まずは彼らにはNintendoDSで脳を鍛えていただきたいものです。
とりあえず道は相当長そうなのでコッチもドーンと構えます。もう腹くくりましたよ。
戦術理解とか選手間同士の理解よりも「サッカーのいろは」への理解を高めて欲しい。
そう思った新潟戦でしたねえ。
ま、その他思ったことは多々あれど、今日は以上の事がハッキリしただけでもいいんじゃないでしょうか。
それでは最後に。
「新潟の鈴木慎吾って“くりぃむしちゅぅ”の上田に似てね?」
以上、「いい加減万年中位を脱却したいですよね!」と爽やかに言うのがマイブームの下山けんとがお送り致しました。それでは皆さんおやすみなさい!
【下山けんと】
投稿者 tosca-web : 23:31 | トラックバック
2005年12月12日
4夜連続!TO*SCA歳末大感謝特集
今年もクリスマス撲滅委員会から『サンタ狩り』の召集命令が届きました下山けんと、冬は湯豆腐を最高の楽しみにしているお茶目な東京人28才です。平和なクリスマスを邪魔する奴には今年こそ「やらせはせんッ!やらせはせんぞ〜〜ッ!(@ドズル・ザビ)」と叫ぶクリスマス肯定派に回りたい気持ちで一杯でございますが、とりあえず明るく今宵もこんばんは。
ぐわッ!超久しゔりだよッ!
と、気がつけば今年も本当に終了。
いやあ、色々あったよね今年は。
まあ文句を言いたい事も多々あったし自暴自棄になったこともあったし勉強になることもたくさんあったわけですよ。
で、もう来季への準備は始まってるわけで色々やらなきゃいけないことも山程ある。
てゆーか来年はTO*SCA続けるのか!?知らんよ俺は、まだ決めてないよッ。
どーすんの!?どーすんの俺ッ!?(@オダギリジョー)
そんなこんなで今オフに様々な変革があるわけでして、色々思う所も多々あります。
一つの文として読み物にするのは大変面倒なので、一つ一つ項目を作ってノホホンと書き綴りつつ、今年の東京を振り返り、来年、そして今後の東京を考えてみませう。
では、「4夜連続!TO*SCA歳末大感謝特集−今年の冬は隣にアナタがいてほしいの2005−」いってみよ。
<第1夜:『さらばハラ★ヒロミ』>
僕たちとハラ★ヒロミの関係はサポーターと監督の出会いとして幸運かつ幸福な物であって、 今までのJリーグの中でも非常に稀なケースだと思う。
彼の持つサッカーへの哲学、チーム作りの方向性が多くの東京サポーターに受け入れられたのは、歴史が浅く進化の過程にあるFC東京と彼が2度目の監督キャリアであるという双方のタイミングが合致した時勢的条件と、サポーターのキャラと彼の人間性がマッチしたという偶発的な条件が見事に化学反応を起したからだろう。
この出会いはもう奇跡と言ってもいいと思うんだよね。
先に言っておくけれど僕ももちろんハラ★ヒロミが大好きで、彼のマイクパフォーマンス(プロレスじゃないけど)や強気でポジティブな采配など見ていて気持ちの良い時があったし、なによりあの人柄によってだいぶ救われた事は多々あった。もしナビスコカップ優勝という結果が取れていなかったとしても、恐らく僕は彼との出会いをけして後悔はしないだろう。
僕たちの歴史の中でハラ★トーキョーは必要な時代だったと確信している。
ただし。
やっぱり今回の退任は正直妥当だったと思う。
ゴール裏のサポーターや多くの東京ファンはハラ★トーキョー継続を支持していたみたいだけども、僕個人の意見としてはやはり行き詰まりと方向性の限界を今年の東京を見ていて感じたんだよね。
前半戦の連敗についてなんかはもう今さらとやかく言うつもりはないし(その辺は前半戦を振り返るでとことん書いたし)、後半戦で負けない時期が多かったのは確かだけれど、でも実は「負けないけど勝ちきれない」という問題は2003年からの課題なわけで、意図して狙った攻撃がバッチリはまって勝つ(もしくは引き分ける)っていう試合が2003年以降増えていないのも事実。
更に高みを目指すにはグループとして戦うサッカーの質を上げる事。
個人の質は徐々に上がってきていると思う。
今度はその個人の能力が上がった状態でチームそのものの戦い方を向上させなければいけない。
それにはそれを遂行できる最善の人の元でチームを作って欲しい。(もちろんハラ★トーキョーをベースとして活かす事を前提で)
だから、本当にハラ★ヒロミには「ここまで辿り着いてくれてどうもありがとう」と心の底から感謝して、次の人にバトンを渡そう。惜しまれて辞めるくらいが一番美しい去り方だと思うしね。
さて。
もう一つ違う観点でハラ★ヒロミとの別れを考えてみよう。
僕が愛するチームは今も昔もこの東京だけ。
だけれども僕が共に過ごした監督は3人しかいない。
最初の今井さん(アウェイ甲府でサポーターにブドウをくれたっけ…)は1年もしないうちに別れ、大熊さんとの付き合いはとにかく長くて8年強。そして愛すべきハラ★ヒロミとは4年。
僕の東京ライフはこの3人に(むしろ2人に)支えられてきた。
だからほとんどの人は1人、ないしは2人の監督としか付き合いがないんじゃないかな。
それは、いかに東京のフロントが長期政権が好きかを裏付けているわけだ。
まあそのおかげでチームは着実に基盤を固める事が出来たわけだし、一つの方向性を常に守ってやってこれたわけだ。
それは「コツコツやればなんとかなる!」という信念を自信に変えられた今の僕たちの強みでもある。
ただしその反面、今年の連敗期間のような突発的なトラブルに見舞わた際に監督を代えるべきか代えないべきか判断のつかない事態に陥ってしまうという経験不足を露呈してしまった。
あの時、「ココで原さんを替えたら浦和の二の舞いになるから継続させるべき!」という声はインターネットはもちろんの事、東京ファンの集う飲み屋でもよく聞かれたセリフじゃないだろうか。
実はコレこそが今の僕たちの圧倒的な弱さだと思うんだよね。
僕たちはJリーグの中でもようするに末っ子(もしくは中間子)の類で、10年くらい前に生まれた兄たちの失敗や成功を見てきたからココまで上手に世を渡ってこれた。
この『人のフリ見て我がフリ直せ大作戦』は僕たちの利点でもあり、得意技でもあるんだけれども、おかげでなかなか独自の引き出しが増えてくれないのも事実だし、昇格以降万年中位と伸び悩んでいる原因でもあるんだろう。
僕を含めてファンってのは偉そうにああでもないこうでもないと様々な事を論じるけれども、こと東京においてはまだチームもファンも経験してない事が多々あるわけで、言うなれば「耳年寄り」「知ったかぶり」になってしまっている部分があるわけだ。
「誰が何と言おうと周りを気にするな」をモットーにしているはずの僕たちは、実は周りチームの動向や歴史を一番気にしていたという皮肉な状況を生み出しちゃっているのよね。
で。
先ほどの話に戻ると、「シーズン途中で監督を替えるべきか否か」という問題を自分達の経験で考えられないのは単純に監督を代えた事がほとんどないという事実から生まれた事であってそれがより自分達の身をどんどんと重くしてしまっている事に繋がると思うんだよね。 (かと言って監督を次々代えればいいってわけじゃないのは皆さん分かってると思うけど)
そういう事を踏まえて考えると4年の任期で監督交代というのはけして悪いタイミングではないし、これから上を目指しながら様々な監督に出会うのも僕たちには必要だと思う。
だからこそココは保守的に、感傷的にならずに新監督を選んだ(まだ決まってないけどさ)チームの英断だと思えばよいのでないかな。
もし監督人選を失敗しちゃったら?
それはその時だ。
そういう失敗もよい経験になるだろうし、その次のために活かせばいい。
(でも失敗なんて嫌だから今回の監督人選はとても大事なのですよ)
最後に。
12年間東京と付き合ってきた物好きな人間として生意気な事を言わせてもらおう。
きっと最近東京を見始めた多くの人にはハラ★ヒロミとの別れはコレ以上ないツライものだったんじゃないだろうか。
あんなにも愛くるしい監督はそう滅多に出会えるわけじゃないだろうから。
別れが未来の全てを曇らせてしまうのは致し方のないことだ。
でも大丈夫。
僕が初めて出会った大エース、誰よりも愛してやまなかった名フォワード、“関浩二”が東京を去り平塚へ移籍した時には僕だって目の前が真っ暗になった。
僕にとって関浩二は16才にして生まれて初めて「選手を信頼する」という事を教えてくれた人。
東京の名を世に馳せようと同じ夢を描き共に走り本当に結果を出してくれた偉大な人物。
1995年天皇杯、鹿島スタジアムで破れ、彼が僕たちの前を去った時、次の年の事なんか全く考えられなかった。
2年間作ったものが壊れてしまうのではないか?
そんな不安に包まれた。
しかし、そういう別れがあって初めて僕らは更に強くなっていく。
彼と僕らの作った歴史があるからこそ今の東京がある。
そのことに気付いたのはあの別れから何年かしての事だった。
もしアナタが、
「こんなにも愛した人がこのチームの歴史の中にいる」
それをいつか誇りに思える時がきたら、その時こそ本当に一つのサッカークラブの歴史の中に足を踏み入れるわけなのですよ。
で、僕みたいな先輩風吹かせる奴が偉そうに言ってあげよう。
「ようこそ。新たなるサッカーの世界へ」って。
【下山けんと】
明日の「TO*SCA歳末大感謝特集−今年の冬は隣にアナタがいてほしいの2005−」は『アモローゾって“愛人”って意味だって知ってた!?』です。どうぞお楽しみに。
投稿者 tosca-web : 23:02 | トラックバック
2005年10月30日
TO*SCA13号完配。
>読者の皆様ならびに関係者の皆さんへ
寝坊しました。すいません。
【下山けんと】(約2ヶ月ぶりの更新がコレの男)
投稿者 tosca-web : 23:44 | トラックバック
2005年09月01日
マナーは大事よ
僕はこう見えて案外マナーにはうるさい方である。
親の仕付がそれほど厳しかったわけでもなく、学校も自由奔放な雰囲気だった。
もっと言えば今でも部屋は年中散らかしっぱなしで書類の山だし、仕事の締め切りや約束の時間をなかなか守れないルーズな面もある。
それでも公共の場での喫煙マナーや常識的なマナーなどは意外と気にしてしまう性格だ。
食事中などは特に、食事の仕方でわりとその人の人間性を見てしまう時もある。
自分の好きな人が食事中の行儀が悪かったりすると結構ショックだったりする。
かと言って、マナーに対して厳しいのかと言えばそうでもない。
単に周りの人に迷惑をかけたり不愉快な思いをさせなければそれでいいと思う。
だから、こんな事を言いつつも、普通に普通の事ができれば僕は許せる方だ。
ただ、やっぱり電車の中で携帯電話で話すのや大きな着信音を鳴らして知らんぷりするのにはいささか抵抗がある。
電話をする事が悪いわけではないし、音を鳴らす事が特別悪いわけでもない。
多くの人が迷惑をして、しかも「車内では控えてくれ」と年がら年中車内放送などで流していると知っているにも関わらず、それを平気で無視できてしまう神経が理解できないのだ。
残念ながら、自分はそういう人に思い切って注意を言えるような度胸はないのだけれど、でもいつかちゃんとそのような無神経な人たちにも、マナーという物を分かって貰いたいと思っている。
ところで。
今日の夕方6時頃西武新宿線拝島方面の急行、1番後ろの車輌に乗っていてデカい音で電話の着信音をならしちゃってた君!
君の着信音、
『La Edogawa』
だったでしょ?(ニヤリ)
※車内では携帯電話はマナーモードにし、また優先席の近くでは電源を切りましょう。
【下山けんと】
投稿者 tosca-web : 22:58 | トラックバック
2005年08月31日
近くて遠い
現代の社会の中で生きていれば時に物理的な距離の近さとは逆に、
心情的な自分と相手との距離という物を感じる事が多々ある。
日本と東アジア諸国
互いの間に横たわる歴史問題や外交問題などが
お互いを向き合わせる事を困難にしている。
その地理的な距離とは裏腹に、なかなか縮まらない心の距離、
まさに近くて遠い。
国政選挙
国民の政治不信から若年層の政治離れなど、
様々な問題が有権者の選挙に対する興味を削いでいる。
民主主義が誇る選挙制度に魅力を失った今、
近場の選挙会場であっても近くて遠い。
1つ屋根の下に住む姑と嫁
「彼と一緒に生きていこうとは思ったけど、
別に彼の親と生きていこうと思ったわけじゃない」
「息子の嫁だから仕方なく共に暮らしているけれど、
こんな女に息子をやりたかったわけじゃない」
お互いの関係は明らかに近くて遠い。
中学生の夏の片思い
夏休み、同じクラスの好きなあの子に告白したけれど、
やっぱり彼女は高嶺の花だった。
新学期、彼女と僕の関係は
今までとは違うぎこちない物になっていた。
またあの頃のように友達に戻りたい。
そう、二人の仲は1学期と違って近くて遠い。
柏の葉陸上競技場
隣の県でしかも東京よりの地域。
なのに昨今の東京サポーターと柏サポーターの
アレコレとか最近の両チームの戦績とか。
以前だったらワクワクして行ってた日立台と違って
わざわざ行く意味あんのかなあ…?
と思わせる程近くて遠い。
【下山けんと】
投稿者 tosca-web : 23:19 | トラックバック
2005年08月30日
お願いします!ごめんなさい…(紅鯨団)
ごめんなさいされちゃいましたね。トレヴィーゾ君
だーい!どーんでーん返ーしッ!
と言うにはちょっと可能性そもそもが足りなったわけですが、個人的には少々驚いておりますです。
トレヴィーゾというとイタリアは北東部、ヴェネト州にある小さな街です。
ヴェネツィアからインターシティ(特急)を使えば1時間もかからず行ける場所ですが、観光地としてはそこまで知られていません。
僕が3年前に住んでいたのが同じヴェネト州のヴェローナ。そこからもトレヴィーゾまでは電車で1時間もかからずに行けるので僕にとっては結構親近感が沸く土地であります。
ここの街はサッカーよりもバレーボールチームの方が有名でして、僕がヴェローナに住んでいた頃にはこのチームがセリエAに上がってくるなんて思いもしなかったどころか、セリエBにいたのも知らなかったくらいです。
それくらい小さなクラブと言っていいでしょう。
だからこそこのチームの狙いは実力があり、若い日本人選手を獲得して、ジャパンマネーをチーム資金にし、そしてレッジーナの中村のように近い将来他のビッグクラブに売る、という事まで考えた物なのでしょう。
まあその事自体に色々賛否はあるでしょうけど、ある意味日本人選手の武器ですよね。
だからあまり僕は悲観してなくて、むしろコレがきっかけでどんどん日本人選手が海外で活躍して欲しいなあ、と思っているのですよ。
さて、今回の石川の選択、すなわち東京に残留を決めてくれた事に関してですが。
僕は半ば予想通り、半ば意外な感じがしました。
東京ファンとしてはもちろん今出て行ってもらっては困るのは当然の事。
しかしながら、海外のクラブから誘ってもらえるというのは来年も確実にある、というわけではありません。
もっと言ってしまえば石川が来年のドイツW杯に出られる確率や現在のヨーロッパの移籍事情を考えると、今後どれだけ石川がこのチャンスを掴めるのか?わからないですよね。
また、今回のトレヴィーゾがどんなサッカーをするか僕はよく知りません。
でも、2部から1部にあがったチームがやる事はイタリアでは常に同じ。
「堅守速攻」
「1人の有力FWを活かす為の戦術=徹底したサイドからの攻撃とDFから裏へのロビング」
そして、
「長い距離のドリブル」
石川がこのキーワードにハマりまくってるわけです。
そして、イタリアでは石川は無名。相手に警戒されて苦しむことは最初はないでしょう。
更に石川のドリブルはイタリアには無いタイプですからおそらくセリエAのDFは戸惑う事でしょう。
更に更に彼のスピードに乗った時の迫力は確実にイタリア人好みです。それは断言できます。
だからこそ、実は僕は石川がトレヴィーゾに行くのを何処か望んでいたのかもしれない。
非常に無責任な話なのだけれども。
原さんや鈴木強化部長や村林常務や僕らファンの気持ちを裏切ってでもいいから、かの地へ飛び出して欲しかったのです。
あの国で羽ばたく彼を、ヴェネトの、いや、イタリア全土の人々に自慢したかった。
“東京から飛び出した石川”を。
これは僕の超個人的な願望です。
恐らくはほとんどの東京ファンの人は冗談じゃない!と言うと思うけれども。
でもね。
あそこに住んだ人間だからってわけじゃないけど。
きっと石川はあそこでこそ輝くと思うんだ。
東京での彼以上に。
そんな気がする。
そりゃ東京は大事だけれどね。
でも僕らが彼のキャリアの足かせになってしまったら…。
どうか彼が今日の決断を後悔しない将来が待っていますように。
いやあ、それにしても。
石川と言い、小笠原と言い、宮本と言い。
海外からの誘いを断るなんて、日本のサッカーも凄い時代になったもんだなあ…。
【下山けんと】
投稿者 tosca-web : 21:52 | トラックバック
2005年08月27日
残留争いはつらいよ
近頃NHK-BSで放映されている寅さんシリーズを見て何だか気付いたら自分をダブらせております「転んでもただでは起きないけど時間はかかる」が座右の銘の下山けんとです。今宵も笑顔でコンバンハ。
なかなか勝てないうちに夏の連戦を終えたわけですが今日は少しポジティブな感じでいってみませう。
まず、今日の試合は2つの観点がありました。
ちょっとそれぞれの見方で考察してみませう。
まず1つは、この試合だけを考えたうえでの磐田戦@ヤマハスタジアム。
相性の悪い相手に勝った事はおろか引き分けた事もないこのスタジアムで勝ち点1、しかも終了間際に追いついたという事を考えたうえで、今日の試合内容を振り返ると見えてくる物はあまり悲観的な物ではありません。
ディフェンスに関しては後半2、3度集中力が欠如したのか相手に決定的なシーンを作られましたが総体的に見れば引き締まっていてミスも少なく、よく守っていた印象があります。
金沢浄不在の中、バランスを崩すこともほとんどありませんでしたし、連係が崩れることもほとんどなかった。(ゴールの起点となった河村からチェ・ヨンスに渡ったパスはありゃマグレでジャーンの股間を抜けた物、言わばアクシデントだからあんなのは悲観する必要はないです)やはり東京は魂を込めて辛抱するという事に関しては今でもリーグトップクラスのはずです。
そして攻撃に関して。
やはり相手が昨日のように前に出てくれるとやりやすいのはあるでしょう。
後にスペースがあり、梶山がオフェンシブハーフのポジションを取っているとあれだけ中からのチャンスが生まれるというのはけして今に始まったことではありませんからね。
そうそう、梶山の事についてちょっと触れたいのですが、彼の試合中に一瞬にして強烈な輝きを見せる事ができるそのセンスは今や東京ファンならば誰もが知るところです。
しかしながら“ボランチ”と言われる攻撃に関しても守備に関しても90分間手を抜く事ができずミスを許されないポジションで彼を使うのは大き過ぎるリスクだと思います。何しろ彼には残念ながら今野や栗沢のような相手のボールの展開を読んでポジショニングを取る『予測的守備』という感性はほとんどありませんからね。また、時間帯によっては自分の体力と折り合いをつけながらプレーをしてしまうという悪い癖もあり、時に責任感の欠如が激しい時もあります。
ようするに好不調の波が激しすぎる傾向がどうしても否めないのです。
そんな彼をやはり、ワンプレーのミスが決定的なピンチとなってしまう(実際彼で勝った事もあるけれど彼で負けた事も多々ある)ディフェンシブ・ハーフに置くのは正直怖い。特にこれから1つでも勝ち点を多く取らねばいけないリーグ戦になってきますから、よりあのポジションの占める重要さは大きくなっていくでしょう。
若い彼にはそんな重責を背負わせるよりも、今日のように、よりゴールに近く、自分の長所を存分に発揮できる場所でプレーをして欲しいわけなんですよ(サンボマスター風)。
皆さんも見たでしょう?
前を向き、フォワードの選手を走らせる時こそ彼のインサイドキックやアウトサイドキックなど短くスピードを抑えた(だから軽いプレーに見えてしまうんだけど)パスが相手にとって驚異となる事を。
はっきり言って梶山は馬場、栗沢のように試合の展開を読んだり、試合の流れを判断してプレーしたりする事に関しては数段レベルが落ちます。また、相手のディフェンス形態を崩す大きなパスは宮沢や金沢どころか馬場、栗沢にも劣ってしまうところがある。また、前述のとおり守備に関しては目を被いたくなる事のほうが多いわけですから、正直心配事は尽きないのですよ。
しかしながら、ミドルシュートの正確性、前掛りになった時のドリブルから縦へのスルーパスの威力、そしてその一瞬のひらめきと見事なボールコントロールは東京の中では一際輝きを放つ物です。そしてそれらがうまくハマッた時、彼のワンプレーが試合を大きく動かす爆発力も持っているのです。
恐らくは原監督は彼と心中するくらいの気持ちでいるでしょうから(相当気に入ってるよね)、今後もスタメンに名を連ねる事は間違いないでしょう。(僕の本心を言えばまだまだ甘いと思うんだけども、それはそれで仕方がない)ならば、将来の彼のためでなく今の彼のために、そして今のチームのためになるポジションでプレーさせてあげて欲しいですね。
それこそが今後の彼の成長に繋がるのではないでしょうか。
簡単に言えば彼の長所を活かした上での起用法を探してあげてくれって事ですね。はい。
さて、ちょっと話がそれてしまいましたが、昨日の試合は単純に見ていて面白かったです。
ボールがおさまらない中盤の潰し合いから偶発的な(計算されていない)パスの繋ぎでお互いのゴール前での攻防が続き、そして試合自体がスピーディーに進む。大味と言ってしまえば大味で、け