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2005年08月31日
近くて遠い
現代の社会の中で生きていれば時に物理的な距離の近さとは逆に、
心情的な自分と相手との距離という物を感じる事が多々ある。
日本と東アジア諸国
互いの間に横たわる歴史問題や外交問題などが
お互いを向き合わせる事を困難にしている。
その地理的な距離とは裏腹に、なかなか縮まらない心の距離、
まさに近くて遠い。
国政選挙
国民の政治不信から若年層の政治離れなど、
様々な問題が有権者の選挙に対する興味を削いでいる。
民主主義が誇る選挙制度に魅力を失った今、
近場の選挙会場であっても近くて遠い。
1つ屋根の下に住む姑と嫁
「彼と一緒に生きていこうとは思ったけど、
別に彼の親と生きていこうと思ったわけじゃない」
「息子の嫁だから仕方なく共に暮らしているけれど、
こんな女に息子をやりたかったわけじゃない」
お互いの関係は明らかに近くて遠い。
中学生の夏の片思い
夏休み、同じクラスの好きなあの子に告白したけれど、
やっぱり彼女は高嶺の花だった。
新学期、彼女と僕の関係は
今までとは違うぎこちない物になっていた。
またあの頃のように友達に戻りたい。
そう、二人の仲は1学期と違って近くて遠い。
柏の葉陸上競技場
隣の県でしかも東京よりの地域。
なのに昨今の東京サポーターと柏サポーターの
アレコレとか最近の両チームの戦績とか。
以前だったらワクワクして行ってた日立台と違って
わざわざ行く意味あんのかなあ…?
と思わせる程近くて遠い。
【下山けんと】
投稿者 tosca-web : 23:19 | トラックバック
2005年08月30日
お願いします!ごめんなさい…(紅鯨団)
ごめんなさいされちゃいましたね。トレヴィーゾ君
だーい!どーんでーん返ーしッ!
と言うにはちょっと可能性そもそもが足りなったわけですが、個人的には少々驚いておりますです。
トレヴィーゾというとイタリアは北東部、ヴェネト州にある小さな街です。
ヴェネツィアからインターシティ(特急)を使えば1時間もかからず行ける場所ですが、観光地としてはそこまで知られていません。
僕が3年前に住んでいたのが同じヴェネト州のヴェローナ。そこからもトレヴィーゾまでは電車で1時間もかからずに行けるので僕にとっては結構親近感が沸く土地であります。
ここの街はサッカーよりもバレーボールチームの方が有名でして、僕がヴェローナに住んでいた頃にはこのチームがセリエAに上がってくるなんて思いもしなかったどころか、セリエBにいたのも知らなかったくらいです。
それくらい小さなクラブと言っていいでしょう。
だからこそこのチームの狙いは実力があり、若い日本人選手を獲得して、ジャパンマネーをチーム資金にし、そしてレッジーナの中村のように近い将来他のビッグクラブに売る、という事まで考えた物なのでしょう。
まあその事自体に色々賛否はあるでしょうけど、ある意味日本人選手の武器ですよね。
だからあまり僕は悲観してなくて、むしろコレがきっかけでどんどん日本人選手が海外で活躍して欲しいなあ、と思っているのですよ。
さて、今回の石川の選択、すなわち東京に残留を決めてくれた事に関してですが。
僕は半ば予想通り、半ば意外な感じがしました。
東京ファンとしてはもちろん今出て行ってもらっては困るのは当然の事。
しかしながら、海外のクラブから誘ってもらえるというのは来年も確実にある、というわけではありません。
もっと言ってしまえば石川が来年のドイツW杯に出られる確率や現在のヨーロッパの移籍事情を考えると、今後どれだけ石川がこのチャンスを掴めるのか?わからないですよね。
また、今回のトレヴィーゾがどんなサッカーをするか僕はよく知りません。
でも、2部から1部にあがったチームがやる事はイタリアでは常に同じ。
「堅守速攻」
「1人の有力FWを活かす為の戦術=徹底したサイドからの攻撃とDFから裏へのロビング」
そして、
「長い距離のドリブル」
石川がこのキーワードにハマりまくってるわけです。
そして、イタリアでは石川は無名。相手に警戒されて苦しむことは最初はないでしょう。
更に石川のドリブルはイタリアには無いタイプですからおそらくセリエAのDFは戸惑う事でしょう。
更に更に彼のスピードに乗った時の迫力は確実にイタリア人好みです。それは断言できます。
だからこそ、実は僕は石川がトレヴィーゾに行くのを何処か望んでいたのかもしれない。
非常に無責任な話なのだけれども。
原さんや鈴木強化部長や村林常務や僕らファンの気持ちを裏切ってでもいいから、かの地へ飛び出して欲しかったのです。
あの国で羽ばたく彼を、ヴェネトの、いや、イタリア全土の人々に自慢したかった。
“東京から飛び出した石川”を。
これは僕の超個人的な願望です。
恐らくはほとんどの東京ファンの人は冗談じゃない!と言うと思うけれども。
でもね。
あそこに住んだ人間だからってわけじゃないけど。
きっと石川はあそこでこそ輝くと思うんだ。
東京での彼以上に。
そんな気がする。
そりゃ東京は大事だけれどね。
でも僕らが彼のキャリアの足かせになってしまったら…。
どうか彼が今日の決断を後悔しない将来が待っていますように。
いやあ、それにしても。
石川と言い、小笠原と言い、宮本と言い。
海外からの誘いを断るなんて、日本のサッカーも凄い時代になったもんだなあ…。
【下山けんと】
投稿者 tosca-web : 21:52 | トラックバック
2005年08月28日
元気のないアナタへ
中断あけて3戦勝ち無し。
しかも得点は3点のみ。相変わらず得点力の無さを露呈中。
さあ仕切り直しだ!と思った時にコレだもの。
確かに落ち込むのも無理はないよ。
そんな時はあまり色々考えずに…
コレでも見て笑ってくれ
注1…TO*SCAとも東京ともサッカーとも全然関係ないです
注2…音が出るので会社などでコッソリ見ている人は注意
注3…出来れば音量を最大限にして楽しんで下さい
注4…ちなみに結構重いです
注5…結構流行ってるから既に知っていたらゴメンね
こういう意味のない馬鹿なノリが昔の東京っぽかったって言うと分る人…、どれくらいいるだろう…
投稿者 tosca-web : 22:28 | トラックバック
2005年08月27日
残留争いはつらいよ
近頃NHK-BSで放映されている寅さんシリーズを見て何だか気付いたら自分をダブらせております「転んでもただでは起きないけど時間はかかる」が座右の銘の下山けんとです。今宵も笑顔でコンバンハ。
なかなか勝てないうちに夏の連戦を終えたわけですが今日は少しポジティブな感じでいってみませう。
まず、今日の試合は2つの観点がありました。
ちょっとそれぞれの見方で考察してみませう。
まず1つは、この試合だけを考えたうえでの磐田戦@ヤマハスタジアム。
相性の悪い相手に勝った事はおろか引き分けた事もないこのスタジアムで勝ち点1、しかも終了間際に追いついたという事を考えたうえで、今日の試合内容を振り返ると見えてくる物はあまり悲観的な物ではありません。
ディフェンスに関しては後半2、3度集中力が欠如したのか相手に決定的なシーンを作られましたが総体的に見れば引き締まっていてミスも少なく、よく守っていた印象があります。
金沢浄不在の中、バランスを崩すこともほとんどありませんでしたし、連係が崩れることもほとんどなかった。(ゴールの起点となった河村からチェ・ヨンスに渡ったパスはありゃマグレでジャーンの股間を抜けた物、言わばアクシデントだからあんなのは悲観する必要はないです)やはり東京は魂を込めて辛抱するという事に関しては今でもリーグトップクラスのはずです。
そして攻撃に関して。
やはり相手が昨日のように前に出てくれるとやりやすいのはあるでしょう。
後にスペースがあり、梶山がオフェンシブハーフのポジションを取っているとあれだけ中からのチャンスが生まれるというのはけして今に始まったことではありませんからね。
そうそう、梶山の事についてちょっと触れたいのですが、彼の試合中に一瞬にして強烈な輝きを見せる事ができるそのセンスは今や東京ファンならば誰もが知るところです。
しかしながら“ボランチ”と言われる攻撃に関しても守備に関しても90分間手を抜く事ができずミスを許されないポジションで彼を使うのは大き過ぎるリスクだと思います。何しろ彼には残念ながら今野や栗沢のような相手のボールの展開を読んでポジショニングを取る『予測的守備』という感性はほとんどありませんからね。また、時間帯によっては自分の体力と折り合いをつけながらプレーをしてしまうという悪い癖もあり、時に責任感の欠如が激しい時もあります。
ようするに好不調の波が激しすぎる傾向がどうしても否めないのです。
そんな彼をやはり、ワンプレーのミスが決定的なピンチとなってしまう(実際彼で勝った事もあるけれど彼で負けた事も多々ある)ディフェンシブ・ハーフに置くのは正直怖い。特にこれから1つでも勝ち点を多く取らねばいけないリーグ戦になってきますから、よりあのポジションの占める重要さは大きくなっていくでしょう。
若い彼にはそんな重責を背負わせるよりも、今日のように、よりゴールに近く、自分の長所を存分に発揮できる場所でプレーをして欲しいわけなんですよ(サンボマスター風)。
皆さんも見たでしょう?
前を向き、フォワードの選手を走らせる時こそ彼のインサイドキックやアウトサイドキックなど短くスピードを抑えた(だから軽いプレーに見えてしまうんだけど)パスが相手にとって驚異となる事を。
はっきり言って梶山は馬場、栗沢のように試合の展開を読んだり、試合の流れを判断してプレーしたりする事に関しては数段レベルが落ちます。また、相手のディフェンス形態を崩す大きなパスは宮沢や金沢どころか馬場、栗沢にも劣ってしまうところがある。また、前述のとおり守備に関しては目を被いたくなる事のほうが多いわけですから、正直心配事は尽きないのですよ。
しかしながら、ミドルシュートの正確性、前掛りになった時のドリブルから縦へのスルーパスの威力、そしてその一瞬のひらめきと見事なボールコントロールは東京の中では一際輝きを放つ物です。そしてそれらがうまくハマッた時、彼のワンプレーが試合を大きく動かす爆発力も持っているのです。
恐らくは原監督は彼と心中するくらいの気持ちでいるでしょうから(相当気に入ってるよね)、今後もスタメンに名を連ねる事は間違いないでしょう。(僕の本心を言えばまだまだ甘いと思うんだけども、それはそれで仕方がない)ならば、将来の彼のためでなく今の彼のために、そして今のチームのためになるポジションでプレーさせてあげて欲しいですね。
それこそが今後の彼の成長に繋がるのではないでしょうか。
簡単に言えば彼の長所を活かした上での起用法を探してあげてくれって事ですね。はい。
さて、ちょっと話がそれてしまいましたが、昨日の試合は単純に見ていて面白かったです。
ボールがおさまらない中盤の潰し合いから偶発的な(計算されていない)パスの繋ぎでお互いのゴール前での攻防が続き、そして試合自体がスピーディーに進む。大味と言ってしまえば大味で、けしてレベルが高く洗練された両チームとは言えませんけれども、それでもスリリングかち両者共に勝ちたいという気持ちがこもっていたと思います。
また、東京が変に形にこだわらず右も左も中央もいける所からいくという姿勢を見せたからこそあれだけ良いシュートシーンが生まれたと思いますし、だからこそいかにシュートその物がチャンスになるという事を再確認できたのだと思います。
主力がほとんど抜けた磐田に引き分けてしまったのはもったいないですが、そんなに悲観する必要はありません。東京もハマる時はそれなりの物がちゃんと見えてくる。それが分かっただけでも僕は少し安心でした。
さて、もう1つの観点。
それはシーズンの今後を踏まえたうえでの「34節のうちの1節」という見方です。
先に言った事とは矛盾しますが、主力がいない(福西!西!川口!前田!服部!)磐田、しかも名波が途中交代してるし、何よりかつてのパスワークが影をひそめ、それなのに意味なく前へ攻めてくれてウチの得意なカウンターをやらせてくれるオバカなチーム相手に勝てないようでは「いつ勝つのよ!?」と問いたくもなります。
今までの試合内容と結果を考えると、今後あたる柏や大分、ヴェルディなど降格争いを共に戦うチームの方が戦いづらいのは明白。むしろ格上で相手がやみくもに攻めてきてくれる方が我々にとっては戦いやすいのです。
だからこそ、今日の試合はなんとしてでも勝ちたかったのは正直なところです。
また、最近神戸やヴェルディが徐々に調子をあげてきているのも事実。
「誰が何と言おうと周りは気にするな」
なんて、誰かに言われちゃいそうですが、勝つべき時に勝たないと本当に周りを気にしながら戦わねばならない状況に追い込まれかねないですからね。
どこが勝ち所なのか。それを意識して今後も1つでも多い勝ち点を積み重ね、1部残留を勝ち取って欲しいものですね。
それを考えると、今日の試合はもったいな過ぎる結果だった言えるでしょう。
「磐田で初めて勝ち点1を取ったんだからまあいいじゃん」
で済ませてはちょっと切ないですよね。
今日の2つの観点。
どちらも正当な気もしますが実は思いきり矛盾している事。
サッカーはそういう多面的な部分がありますからね、1つの答を導き出すのが困難な物でもあります。
しかし、その1つの答を好むと好まざるとに関係なく見えてきてしまうのも事実。
それは。これから僕らが戦う残留争いの道。
真剣に、本当に勝利する事のみを求める現実的な世界。
それに身をゆだねるのもいいんじゃないかな?
それじゃ、次の柏戦。
敗北の恐怖におびえつつ、勝利を安堵を期待しましょう。
【下山けんと】
投稿者 tosca-web : 23:42 | トラックバック
2005年08月26日
(泣)
あっはっは。もう涙も出ねえや
東京で一番代えがきかない(てゆーかいない)ポジション。
それは左サイドバック。
投稿者 tosca-web : 22:08 | トラックバック
2005年08月24日
夏男ッ!夏女ッ!
東京ファン的夏バテ診断チェック
以下の問であてはまる項目に○をつけ、それが幾つか数えましょう。
(1)平日の味スタに行くのが億劫で、実を言うと今日は味スタに行かなかった。
(2)街で「東京」という文字を見かけると一瞬目をそむけたくなる。
(3)埼京線や京浜東北線で埼玉方面に乗るのが嫌だ。
(4)スポーツニュースでサッカーコーナーになると反射的にリモコンを持ってしまう。
(5)最近、以前に比べて恋人や家族との時間が何より幸せだ。
(6)「怪我」という言葉に最近ノーリアクションになってきている。
(7)近頃「イタリア」とか「セリエA」という言葉が怖い。
(8)この秋には今まで行った事のない所にたくさん観光で行こうと思っている。
(9)電話番号や郵便番号で“442”という並びを見ると動悸や目眩が起きる。
(10)良い事があっても目の前でピョンピョンはねられると舌打ちしてしまう。
さて、アナタの結果はどうだったでしょうか?
○が0の人
アナタは健康です。うらやましいくらい心が生き生きとしています。そしてウザいくらい純粋です。
まあ、幸せ者だねって事でテキトーにアレしてください。
○が1〜3の人
アナタは軽度の夏バテ症状があります。それでもアウェイの試合に出向いたり負け試合や引き分けのあとでも「次!次!」と言えるだけのバイタリティとエネルギーは残されているはずです。このあとに“秋の憂鬱”という難題が待ち構えているかもしれませんが、今の段階ならそれもきっと乗り越えられるでしょう。
○が4〜6の人
アナタは一般的な夏バテにかかっているようです。ただ、安心して下さい。多くの人はこれくらいの夏バテにかかるのが普通です。あまり考え過ぎずに、少し身体を休めながら無理せず日々を過ごしましょう。このレベルの夏バテに対しての治癒法は『スペイン料理を食べない』『「勝ち点3」「攻撃」「タイトル」「点を取る」などといった言葉を使わない』『ピョンピョンはねない』などがあります。しっかりと身体を治して、“秋の憂鬱”には万全の体勢で挑んで下さい。
○が7〜9の人
アナタは重度の夏バテにかかっています。ココまでくると専門的な治療が必要です。中でも重要なのが『サッカーの観戦数を制限する』や『試合前日は合コンでもして試合の事を考えない』や『いっその事試合を見に行かない』など、精神のリラクゼーションです。また、(10)の項目に×をつけた人は長期的な病状とも考えられます。最近スポーツ紙では星野元阪神監督の巨人監督就任問題が取りざたされておりますが、「原」という字がチョコチョコ掲載されておりますのでなるべくスポーツ紙は読まないようにして下さい。
○が10の人
もう夏バテとかそういう問題じゃなく、ハッキリ言って末期症状です。正直お手上げですね。ココは思い切って「今年はもう東京の試合を見ない!」くらいやっちゃって今年イッパイは恋人や家族と一緒に週末は遊園地や旅行に出掛けて下さい。あまり無理して試合に行くと恐らく生活に支障が出ますので要注意です。また、試合に来られないことでTO*SCAが読めなくなってしまうワケですが、まあそれはキッパリと諦めて気持ち良く秋の行楽を楽しんで下さい。
え?今日の試合の事?
知るかよ。だって行ってないもん。
【下山けんと】←末期症状の人
投稿者 tosca-web : 23:48 | トラックバック
2005年08月23日
試合前のキーポイントチェック
昨日何故か田中達也に翻弄される夢を見ました東京人27歳下山けんとです。今宵も気持ち良くコンバンハ。
さて、そんなこんなで早速明日の中断後ホーム初ゲームの試合前キーポイントチェックをしてみましょう。
<1>4−4−2が機能してない今、前半は恐らくかなり塩っぱい展開になりそうだよね。
<2>そんな中でセットプレー、特にササを中心に攻めたいよね。
<3>どのタイミングでササを交代して4−6−1に変える勇気を出すかが大事だよね。
<4>名古屋にやられるとしたら手薄のところをスコッとやられる感じだよね。ディフェンスの集中が切れたらおしまいだよね。
<5>今日みたいな日の試合の終盤は確実に前線とディフェンスラインが間延びするよね。思い切ってその時間帯に勝負をかけるのもアリだよね。
<6>しょっぱい試合になっても1−0でもなんでもいいから今日は確実に勝ちたいよね。サイド攻撃から崩せなかったらサイドを捨てるくらいの大胆さも欲しいよね。
そんなこんなで、無理矢理でもいいから立て直そう東京。
まあなんだかしょっぱく引き分けってのが一番あり得そうだけど…
投稿者 tosca-web : 23:50 | トラックバック
2005年08月22日
あの時君は若かったシリーズ(2)
先日、高校時代から付き合いの続いている友人Tと飲んでいた時に偶然高校の同級生Yちゃん(女子)と会いその場でプチ同窓会が始まり「最近どう?」という彼女の質問に友人Tは何よりもまず最初に躊躇なく「けんとは最近飲むと脱ぐようになった」と説明したのを聞いて「俺の卒業からの10年間ってなんだったんだろう?」と深く考えるようになった下山けんとです。皆さん今宵もよろしくどーぞ。
先日の浦和戦後、『編集長の本音』希望者を募集したところ何人かの方から熱いメールを頂戴致しました。誠にありがとうございます。メールを頂いた方には後日、『編集長の本音メール』をお送り致しますので覚悟していて下さいませ。
また、まだまだメールは募集しておりますので興味のある物好きな方はコチラまでメールを下さい。「編集長の本音希望」と添付するのをお忘れなく。
さて、いつまでも振り返っていられません。
明後日は名古屋戦でございます。
名古屋戦と言うと97年の天皇杯1回戦(3−1)や00年J1ファーストステージ第3節(2v1)、昨年のJ1ファーストステージ14節、見事な逆転劇を見せてくれたあの試合などを思い起こす人が多いのではないでしょうか?
上に挙げた試合はどれも素晴らしいゲームで東京の歴史に残る名勝負となるものばかりです。
しかし、僕の中でこの時期の名古屋戦としてインパクトのあるのは、2003年のちょうどこの時期、8月23日に行われたJ1セカンドステージ第2節、瑞穂陸上競技場で行われた悪夢のあの試合なのです。
当日、僕は夏休みをとって友人たち(皆東京ファン、うち1人は我らが兄貴)と山中湖に遊びに行っていました。
夕飯の支度をしながら、試合開始時刻を迎えた我々。
その日のメニューはイタリア料理がメインでした。
友人は携帯の速報サイトでスコアを気にしつつも僕は夕飯の支度は進めます。
そして20時を回る頃には食卓に料理が並び、緊張感に包まれた晩餐会は開かれたのでした。
食事を始めて数分後、僕の携帯電話が鳴ります。
その着信は実家からです。
「これはきっと僕らが山中湖に来て中継を見られない事をしってい、尚かつ実家で試合の中継を見ている家族からの試合の動きに対する報告に違いない…!」
緊張感に包まれる食卓。
恐る恐る電話に手を伸ばし、携帯の着信ボタンを押すと…
「ジャーン!先制!」
母の声でした。
“もしもし”とか“今何してる?”とか“元気?”とかそういう言葉ではなくいきなり「ジャーン!」とか言う母も母ですが、それによって活気づく我々も我々です。
とにかく一気に食卓のボルテージはあがります。
しかしながら再び食卓は緊張感に包まれます。
何を食べているのか、それが美味しいのか美味しくないのか、そういう判断ができない程息のつまる空間。
森と闇と沈黙に囲まれた山荘が人間の呼吸音と食器同士が重なる音に支配されます。
と、その時またも携帯に着信が。
今度はマッハのスピードで電話に出ると
「ケリー!ケリー!ケリーが2点目!」
もはやニュース速報を伝えるアナウンサーよりも簡潔かつ単純な情報で我々を興奮のるつぼに巻き込んだのはまたもや母の声でした。
この2点目によって落ち着きを取り戻した我々はようやくここでその日の料理を楽しむことが出来ます。
皆に笑顔が戻り、そして会話もはずむ。
「これが僕の求めていたヴァカンスだ!」
至福の時を僕らは共有したのでした。
しかし。
悪夢は起こります。
10分後、三たび鳴った携帯電話に出ると、今度は母の口調が一遍していました。
「あのねえ〜…1点入れられちゃった…」
後ろでは父の怒号が聞こえます。
えらく興奮しているようで浅利がどうとか土肥がキックミスとか。
今度は少ない情報で確実なシチュエーションを想像しなければなりません。
その情報を総合するとどうやら浅利がバックパスをしたところ土肥がミスキックをして、それをあの狡猾なマルケスがしっかりとゴールに結び付けたらしい。
「まずい…!」
「残りはまだ20分近くあるというのにこの失点は流れが変わる」
「浅利が入っているという事はフミタケがいないのでは…!?」
「誰がチームを落ち着かせるんだ!」
食卓では見えない試合に対する大論議が始まります。
もうこの時点で料理の事などはどうでもよくなっているのは言うまでもありません。
そして3回目の電話から間も無く4回目の電話が鳴ります。
息を殺して電話に出ます。
誰もがこの時電話の先の母の声に集中していました。
しかしその声は僕らを暗闇へと突き落とす物でした。
「同点〜〜〜…」
呆れ返ったような母の声によって僕らの体温が下がります。
この流れ、アウェイでしかも相性の悪い名古屋。
「これはもう勝ちを捨てるべきだ!なんとか勝ち点1を取れればそれでいい!」
名古屋から遠く離れた富士山の麓、山中湖の山荘で、映像もない中、わずかな情報で出した僕らの答はそれでした。
しかし非常にも最後の電話は僕らを暗闇どころか地の底に追いやります。
「ロスタイムに入れられちゃった…」
その言葉を聞いたあと、僕らの食卓には10分以上会話がありませんでした。
いや、会話どころか人間の息吹すら無かった…そんな気すらさせる漆黒の空気の中、僕たちの闇の晩餐が幕を閉じたのです。
明後日は平日の名古屋戦。
恐らくはきっと職場や自宅で、試合を見に行けない人々が少ない情報を駆使してその試合展開を想像し、悩み苦しむのでしょう。
願わくば、あの夏の僕らのような人が生まれないように、東京の皆には頑張ってもらいたいものです。
【下山けんと】
投稿者 tosca-web : 23:45 | トラックバック
2005年08月21日
坊やだからさ…
先日、女友達に近頃元気のない彼女の妹を何処か連れ出してくれと頼まれ、2人で食事に行く事になったのですが、その当日の朝、「好きな人ができました。だから今日は御一緒できません。ごめんなさい」と好きでもない子に一方的に振られてしまったTO*SCA編集長のけんとです。人生フラれた事は何度かあるものの恋もしてないのにフラれたのにはさすがに初めてでかなり参ってしまいましたが今日もめげずに頑張りますので、皆さん最後までおつき合い下さいませ。
えーと。順位はまだ気にしなくてもいいような気もしないでもなくはないのですが(どっちだか自分でも書いててわからんッ!)シーズンの半分を終えて14位。
さあ行くぞッ!とリスタートダッシュをかけたかった試合であの体たらく。
もうね、泣きたくなるのでそろそろ現実逃避をしてしまいましょう。ええ。
そんなこんなでTO*SCAマニア企画。
東京の選手の心情をあの名言で振り返る、分る人には分るけど、分らない人にはサッパリ分らない。ああ懐かしの名言集。「哀・東京 めぐりあい・さいたまスタジアム編」。
いってみましょ。
※サッパリわからない人の方が多いと思いますが、苦情は一切受け付けませんのであしからず。
「哀・東京 めぐりあい・さいたまスタジアム編」
「デビュー戦初シュート初ゴールおめでとうございます」
『チャンスは最大限に生かす。それが私の主義だ!』
by シャア=アズナブル
「トラップミス直後にポンテに慌てて突っ込んでしまい見事にかわされ決勝点の起点を作ってしまいましたが…?」
『認めたくないものだな…。自分自身の…若さ故の過ちというものを…』
by シャア=アズナブル
「ライバルだったエメルソン選手に今度会えた時には何と声をかけますか?」
『よお、何だい。赤い彗星。』
by ガルマ=ザビ
「原監督!ほら!あれですよ!エスクデロの息子!」
『やはりな。言われてみれば父上の面影がある。』
by キシリア=ザビ
「“東京東京クソッタレ”というコールが聞こえましたが浦和サポーターの印象は?」
『敢えて言おう!カスであると!』
by ギレン=ザビ
「試合前、原監督にはなんと?」
『君を信じちゃあいるが、戦いに私情は持ち込むな。』
by ブライト=ノア
「試合後のブッフバルト監督は最高の笑顔でしたが?」
『嫌らしい笑い方・・・』
by セイラ=マス
「ポンテにやられ放題やられてようやく三浦選手が投入されました!」
『何故?あなたは何故今になって現れたの?』
ララア=スン
「いやあ、それにしても惜しかったですね!ポストにあたったシュート!」
『俺だって生きている間ぐらい、人並みに上手に生きてみたいと思うけれど、不器用だからな…』
by ブライト=ノア
「倉又さぁ〜ん…、後半戦全部勝つなんて…また原さんがふざけた事を言ってますよ?」
『馬鹿野郎!この人は本気なんだよ!判かる?そうでもなきゃこんな無茶言えるか!』
スレッガー=ロウ
最後に。
『私には、東京を守っていたいという情熱があります』
by ララア=スン+東京を愛する人々
NHK-BSに大きな拍手を。
そしてサンライズに栄光アレ!
投稿者 tosca-web : 23:12 | トラックバック
2005年08月20日
久々の更新だッ!
最近酒の飲み過ぎで少し太りました、TO*SCA編集長の下山けんとです。
久々でございます。皆さん、いかがお過ごしでしょうか?
かなり長い休憩を頂いてしまい、いつもTO*SCA−Webを楽しみにして頂いてる皆様に大変御迷惑をおかけしました。これからまたいつものように更新していきますのでどうぞお楽しみに。
ではここでクイズです。
このTO*SCA−Webの更新が何故10日以上も滞っていたのか?
1.長い夏休みを取ってバカンスに行っていた。
2.仕事が忙しく更新どころじゃなかった。
3.パソコンがクラッシュして買い替えるまで時間がかかってしまった。
4.その他の理由。
答は今日の記事の最後です。
さて、今日の浦和戦ですが。
えー、本音を書こうとすると、もう読むのも苦しいくらいの罵詈雑言を書き殴ってしまいそうなので、
ここは感情を押し殺し、とても穏やかに思った事をいくつか書きたいと思います。
−裏和戦雑感−
1,とりあえず4−4−2のシステムに光明は見えないよ。
2,ディフェンスの仕方が一体どうしちゃったの?って感じだったよ。
3,ササの活かし方は今の原さんのサッカーじゃ厳しいと思うよ。
4,確実に勝敗に直結する梶山のミスってある意味凄いと思うよ。
5,ササがデビュー戦ゴールに土肥ちゃんのファインプレー連続というのは嬉しかったよ。
6,梶山→三浦、ササ→石川で4−4−2からいつもの布陣への変更は珍しく理に適っていたと思うよ。
7,ポンテってかなり良い選手だと思うよ。
8,そのポンテをあんなに自由にさせちゃそりゃアレくらいやられるよ。
9,浦和のサポーターってなんで右拳を突き上げるのか謎だよ。
10,その右拳にどういう意味があるのか知りたいよ。
11,今日の主審はとりあえず審判向いてないと思うよ。
12,福田が解説者になりたての頃に比べたらだいぶ解説がマシになってきたよ。
13,まあ結局3位と13位の試合って感じだったよ。
14,中断前から改善してるとは思えなかったよ。
15,何だかんだ後半戦も思いやられそうだよ。
こんな具合でございます。
ぶっちゃけ、ココには書けないくらい非道い事を書いてやろうと思いましたが、久々の更新でそんな事書くのもアレなんで、今日はこのへんでカンベンして下さい(泣)
また、編集長の本音トークを御希望の方はコチラまでメールを下さい。「編集長の本音希望」と添付するのをお忘れなく。
さて、前述のクイズの答です。
正解・・・4
失恋から立ち直るのに
10日くらいかかっちゃったの(血涙)
でした。正解の人にはもれなく今夏の不幸をおすそわけ。
『今日の一言』
夏の恋には気をつけよう。
【下山けんと】
投稿者 tosca-web : 20:27 | トラックバック
2005年08月07日
宴のあとに…
土肥ちゃん祭り終了
僕たちとずっと戦ってきた堀池が
怪我をしていた事もあって
鈴木や遠藤のポジションを押し退け
僕らのゴールマウスを守ることになった
僕らのJ1での挑戦
感情的にはやはり釈然としない物があったと思う
それ以上に、彼のスキルへの疑心
ハイボールへの対処
パンチングの不安定さ
キックの不正確さ
彼が僕らのゴールを守り続けることが
とても不安に感じた
知っているだろうか?
彼は2000年のシーズン
「土肥」コールをほとんどやってもらえていなかった事を
時に「土肥」コールがおきたとしても
それは明らかに
「点を取られるのが嫌だから」という致し方のない物だったと思う
少なくとも僕はそうだった
それでも彼は前へ前へと吠え続け
屈辱のゴールを許す度
確実に成長して
ピッチ中に魂を轟かせる選手となり
いつしかスタジアム中の声援を一身に受ける存在となった
今では僕たちは皆
彼を心底信頼している
彼がどんなミスをしても
全く揺らぐ事のない程に
当然のことだ
『前へ前へ』
ゴールキーパーなんてそんな前に行けるポジションではなく
ほとんどの時間、仲間の雄姿を見守っていなければならないのに
チームを牽引していた彼のその姿勢は
まるで僕たちの気持ちを表わしているみたいじゃないか
恐らくは
今後、土肥が日本代表の正ゴールキーパーとなることは
客観的に考えてほとんど不可能なことだろう
また
ジーコが監督を辞めてしまえば
もう代表選手として呼んでもらえることもないかもしれない
経験では川口や楢崎には勝てないし
将来性では川嶋や黒河には勝てない
遅咲きのゴールキーパーには苦しい現実
しかし
2005年8月7日の韓国戦
その現実があるだけで
彼は僕たちに大いなる自信をくれた
『成長』という
東京に欠かせないもの
ひょっとすると
土肥っていう存在は
アマラオや関浩二みたく
僕の見てきた東京の代名詞かもしれないね
辛抱と成長と努力と根性と勇気と
今、彼に備わっている物は
僕の見てきた東京が体現してきた物
出来ることならば
またもう1つ上の高みに行こう
僕らと共に
投稿者 tosca-web : 23:58 | トラックバック
2005年08月06日
日韓戦
勝利のできない日本代表
僕は今回の東アジア選手権の重要さがどの位置にあるかよく知らない
ここまでテストな雰囲気をジーコが続けるならば、それはそれでいいと思う
だから勝利自体が一番大事だとも思わない
だが
例えテストでも親善試合でも
絶対に負けちゃいけない相手というのが
サッカーの世界ではしばしある
それは日本代表しかり、東京しかり
憎しみにも似た不条理な対抗意識が
試合の娯楽性を排除し
ありとあらゆる罵詈雑言が試合の雰囲気を作り出す
時に僕たちの陰の面が表になり
人間の醜さと汚さが僕たちの感情を支配する
本来、平和の象徴であるべきスポーツが
歴史や社会の後押しを受け
スポーツの枠を越えた大きなインパクトになってしまう
僕たちの知ってる日韓戦とはこういう物なのかもしれない。
それでも
明日の試合は東京の歴史において初めて
代表のスターティングメンバーに
3人もの選手を送りだすかもしれないという
とても大きな意味を持つ1戦
偏った見方であるとは分かっているけれども
でも
あえて言わせて頂こう
東アジア選手権 日本代表対韓国代表
8月7日20時キックオフ(日本時間)
絶対に負けられない試合がそこにはあっても、んな事ぁ俺は知らん。
【下山けんと】
投稿者 tosca-web : 23:16 | トラックバック
2005年08月04日
多謝!1万ヒット!
いつもいつも馬鹿な事ばかり書いているにもかかわらず、TO*SCA-Webにお越しくださり、大変ありがとうございます。
リニューアルしてからまだ3週間あまりですが、早々と1万ヒットを記録致しました。
これも毎度毎度御愛顧下さる読者の皆様の存在あってこそのこと。
今後も味スタで配付されるTO*SCA本紙の充実はもとよりコチラのTO*SCA-Webの方も本紙とは違う展開で面白い物を作っていきたいと思います。
今の所、このWeb版ではほとんど編集長の独白がメインになってしまっておりますが、なんとか8月中には以前よりWebでやりたかった企画を立ち上げていきたいな、と思っております。
是非とも御期待くださいませ。
また、御意見、御質問、御要望や御感想などがございましたらどうぞ↓コチラの方にお送りください。
mail@tosca-web.com
それでは今度ともよろしくお願い申し上げます。
TO*SCAスタッフ一同
投稿者 tosca-web : 15:24 | トラックバック
2005年08月03日
代表の試合
「サッカーを分る前に女の気持ちを分かれ!」がモットーのTO*SCA-Webへようこそ。最近明らかに自らのイメージを崩しつつある編集長・下山けんとです。あらためましてコンバンハ。
さて、本日の日本代表対中国代表。
いや〜。
東京の試合を見ているようでしたね。色々な意味で。(特に同点に追いついた後のじれったさったら!)
まあ試合に関して思う事は多々あれど、まあそれはそれで置いておいて。
やはり注目すべきは今野と茂庭という、東京の中心メンバーが代表で90分フルに戦ったということでしょう。
少し昔の話ですが。
僕が日本代表の試合を応援する為に国立競技場はもちろんのこと、地方やマレーシアやシンガポールまで駆け付けたりしていたのはもう8年も昔の事。
フランスワールドカップ以降の日本代表の試合には1度トルシエが監督だった頃に国立競技場で行われたブラジル代表戦に行ったのと、イタリアに留学していた時にフランスとポーランドに行った(イタリアから近いからね)くらいです。
気がつけば「俺らの代表」が「皆の代表」になっていて、主観的にしか見られなかった代表の試合をいつの間にかとても客観的に見るようになっていました。
もちろん今でもアジア杯、オリンピック、W杯予選や先日のコンフェデレーションズカップなど重要な試合ではテレビの前でありとあらゆる罵詈雑言を叫びながら熱っくるしく観戦していますが、それでもキリンカップやその他の中途半端な親善試合はテレビでも見なくなってしまったし、そもそも『日本代表』というものに大きな期待をしなくなったのではないか?そんな自分の感情の変化を感じます。
しかし、加地が代表に定着し、常にスターティングメンバーに名を連ねるようになった頃からでしょうか。
やはり代表の試合の見方が変わったと思います。
「客観的に見ていた存在に特別な感情のある選手が紛れ込んでいる」
これは僕にとって不可思議な現象でした。
東京を見るよりも長く、20年近く見ている日本代表の試合には「代表の選手」しかいなかったわけで、どんな名選手やスター選手や使えない選手、嫌いな選手でも皆「代表選手」という平等で公平な目で応援していたのに、ここ最近、その自分の目の公平さが欠け始めているのですから。
例えば今日の試合でも、
「今ちゃん決めてくれ〜〜〜ッ!」
とか
「バカ!茂庭!パスミスしたら怒られるぞ!」
とか
「今ちゃんナイスカット!(実況!もっと褒めろ!アホ!)」
とか
「茂庭が決めたよ!!(泣笑)」
とか。
もっと言ってしまうと、
「やべ!駒野すげえ良いクロスあげちゃったよ…!(加地やばいなあ…)」
「おいおい、そこでパスミスすんなよ〜〜(今ちゃんじゃなくて阿部で良かった…)」
「坪井本ッッッ当に使えねえなあ!(見てるかコインブラ!茂庭の方がいいぞ!)」
と、よこしまな感情で試合を見ている自分に気がつきます。
今までのJリーグのファンはそういう目でずっと代表を見ていたのか…?
それとも、慣れない僕だけがそう思ってしまっているのか…?
なるほど。
サッカーの世界は奥が深い。
まだまだ僕の知らない事は山程あるようです。
さて、今日の今野と茂庭の出来。
前半の今野はなかなか良かったと思います。いい具合でボール奪取もできていたし、攻撃の起点にもなり、攻撃のラストにも絡めていた。
でも、やはり後半、ジーコの代表はチーム戦術が東京以上にないチームですからそこで自分が何をすべきか、いまいち分かっていなかった気がします。
やはり、守備はある程度後ろの人間か阿部に任せて、前にボールを収めて自分がその見方を越えていくパス&ゴーを繰り返す必要はあったでしょう。(そうでないと中国のDFは全く怖くない)
中盤は代表でも激選区。
今日くらいの出来ではジーコはもちろん、他の監督でも「今野を残そう」という気にはならないと思います。
しかし、このデビューをしっかりと1つのステップアップとして捉え、次にチャンスがきた時(恐らくそれはジーコが辞めた頃かな…)にはもっともっと自分を中心に守備の連係を作る我の強さを出せるといいな、と思いました。
一方、茂庭ですが。
あのゴールはオマケとしても東京の選手として初めて代表でゴールしたのがモニワってだけで僕は大爆笑です。もうね、出場試合3程度で1ゴール1アシストのディフェンダーなんてなかなかいねえっすよ。
まあ課題は多々あります。
周りとの連係。
左サイドをストッパーが上がらなければいけない代表において、何も出来そうにない攻撃力。
パスミス大すぎ。
確実にボールを奪っておきたいところで奪えず下がってしまうところ。
最後のロスタイム、ボールなんか回してないで自分の判断で中にロビングをあげてよかった事。
正直、今の代表に残るのはちょっと厳しいかな。(でも坪井よりは大分マシだから落ち込むことはないぞ!)
でも、客観的に考えて(コレは贔屓目なしで)今のJリーグを見渡した時、近い将来、代表で中沢と最終ラインを組むのは茂庭だとしか思えないので、是非とも日々精進を続けて欲しい。
これで代表に残れなくても、必ずまた呼んでもらえる事を信じて。
ああ。
やっぱり今の代表には自分の親戚がいるような感じで変な気分です。
でも、コレにもすぐに慣れて、以前のように誰かに肩入れすることなく、1つの代表チームとして見られるようになるんでしょう。
近い将来、きっと。
ところで。
ついつい気の毒な人をオチに使ってしまう悪い癖が…
【下山けんと】
投稿者 tosca-web : 23:40 | トラックバック
2005年08月02日
あの…
「私…↓信じちゃってもいいの?」
先発メンバー総入れ替え 中国戦に新戦力を全員起用=サッカー日本代表
>東アジア選手権に臨んでいるサッカー日本代表のジーコ監督は2日、翌日に控えた中国戦で、先発メンバーを北朝鮮戦から総入れ替えすることを明らかにした。(中略)
>GK:楢崎
>DF:茶野、茂庭(!)、坪井、駒野
>MF:村井、阿部、今野(!)、本山
>FW:田中達、巻
「…………。」
耐えろ!耐えるんだ土肥ちゃんッ!僕らはいつでも君を応援しているぞ!
投稿者 tosca-web : 21:15 | トラックバック
2005年08月01日
8月だッ!
昔お付き合いしていた大好きだった彼女に振られる際、「あなたは何も悪くないの…」と言われ「じゃあ何が…?」と愚問をしたら「タイミング?」と逆に聞き返されて以来、「タイミング」という言葉が大嫌いな下山けんとです。
「ネタのないリーグ中断期間にこの怒濤の更新を続けるなんて正気じゃないし、そもそもこのWebのリニューアルオープンのタイミングが間違っている」と編集部内では批難轟々ですが、8月もへこたれず頑張っていきますので、今月もどうぞ皆さんお付き合い下さいませ。
あ、ちなみにこのTO*SCA-Webの御意見、御感想はもとより、普段配られているTO*SCAへの御意見、御感想、御質問、スタッフへの応援、励まし、特定の編集員へのファンレターなどは随時受け付けております。
どうぞ↓コチラへお寄せ下さい。
mail@tosca-web.com
さて、本日家に帰ってきたらFC東京から1通の封筒が入っていました。
中には3枚のプリント。
1枚目は「SOCIOのみなさまへ」と書いてある7月28日付けの書状。それには「スタジアムにおける応援のあり方・マナー さらにクラブに対する要望について−7月9日ヴェルディ戦をふりかえり、安全快適なスタジアムをめざして−」と題され、先日のヴェルディ戦で起きたコンコースでの騒動のチームとしてのお詫び、説明、事件後の動き、ゴール裏サポーター中心メンバーたちとクラブとの関係、今後の対策について、など書かれてありました。
2枚目には7月15日にHP上で発表した事を明記。
3枚目には今後の対策のためのSOCIOへのアンケートが。
クラブとしても7月9日の騒動がいかに大きな問題となってしまったか、という事を痛感しているのでしょう。
今まで、何かしらの問題があった時、クラブ主導で問題を解決したり対策を取ったりしてきましたが、今回は味の素スタジアムのスタンドにいるSOCIOがどう感じてどう考えているのかを元にこれからの方向性を考えるという新たな試みが伺えます。
ファンを“お客さん扱い”しているクラブに比べたら、東京は昔からファンを仲間(SOCIO)として意識している部分がありました。
それはもちろん我々ファンにとって嬉しい事であります。
今回のこの件に関しても「まずは年間チケット保有者=SOCIOの人々に…」という考えから生まれたこおのダイレクトメールの発送だったのでしょう。
個人的な見解ですが、こういうのは素晴らしい事だと思います。
サッカークラブに限らず、多くの人の意見を聞き、それを元に様々な視点から考察をし、事の真理と本質をふまえた上で、今後の方向性を決める事は民主主義社会が大切にしなければならない事です。
今まで、東京というクラブはファンと密接な関係にあったと思います。
しかしそれも「“Jリーグの中では”ファンと密接」程度の物。
もちろん経営の事や現場での事など、僕らファンに決定する権利はありません(だって株式会社だもんね)。
それでも、その当たり前の事を乗り越え、「困ったらとりあえず聞いてみる」という姿勢は今後何か大きな壁にぶつかった時、活かされるのではないかと期待しています。
願わくば多くのSOCIOの方々が今回のアンケートに関しても感情的な誹謗中傷、エゴイスティックな独断に走らず、それぞれの考えの範囲で冷静で建設的な批判と本質を踏まえたうえでの指摘をしてくれる事を願うばかりです。
※ちなみに僕はこのアンケートに関しては何も出さないつもりです。
上に書いた事とは矛盾しますが、どういう回答をチームが出そうと、この行為だけで僕は十分だと思っています。今後また何か問題が起きたらそれはまたその時考えればいいですからね。今はクラブもたくさん悩んで試行錯誤して欲しいな、と思います。
ところで、僕はこの事について更なる希望があります。
出来る事ならば、このアンケートをスタジアム内で構わないからSOCIOでない(年間チケット購入者でない)東京ファンの人々にもやって貰いたい、という事です。
実は僕は自分がSOCIOである事に対して特別な感情を持っていません。
SOCIOだからといって何か特別な物を与えてもらう気はありませんし、何かを知る権利もないと思いますし、何かを決める権利もないと思っています。
何か問題が起きて僕に対してクラブが謝る必要はないと思いますし、何か良い事があったからといってクラブが僕に特別な待遇を受けさせる必要もないと思います。
1シーズンだけ、ホームゲームで僕の席がちゃんと用意されている。
僕はそれだけで十分です。
もちろんコレらは僕の勝手な心情なので、他のSOCIOの方々に強要する気は全くありませんが。
でも、僕にしてみれば我々年間チケット購入者は、クラブにとってのお得意さんなだけで、『SOCIO=仲間』というのは東京のゴールの瞬間に一緒に歓喜し、敗北の瞬間に一緒に落ち込む人たち全ての事なのです。
年間チケットを持っていても、持っていなくても、
幼くても若くても年老いていても、
東京を10年以上見ていても昨日初めて東京を見たとしても、
リーグ全試合に駆け付けても仕事が忙しくて年に1度しかスタジアムに来れなかったとしても、
ゴール裏の問題児でもメインスタンドの仏頂面の人でも、
東京を好きだと言ってくれるのならば、僕にとっては皆同じ仲間です。
だから、僕らSOCIOにこのようなアンケートをしてくれるのなら、他の東京ファンにもして欲しい。
その気持ちを聞いて欲しい。
そう思います。
まあ、そんなこんなで今日はマジトークになっちゃいましたが、8月もぶっとんで行くので今後もよろしくお願い致します。
それと、ヴェルディ戦の件に関して何か書くと言っていましたよね。
これはちゃんとタイミングを見計らって掲載したいと思います。
それではまた。
【下山けんと】